現海賊は現在ヒーロー科 (ページ48)

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「あれ、海波じゃん!!!」

「レン、てめェコラ!!!」

『わかったわかった、ごめんってば』

怒鳴り散らしてこちらにくる勝己くんと……

「俺、切島な！」

『切島くんね、よろしく』

「俺を無視たぁ、いい度胸じゃねぇか…!! あぁ!!?」

『わかったってば…』

とりあえず、どの辺りか見てみるか

「海波、何やってんだ？」

『シッ！』

ロビンのハナハナの実の能力で、目を咲かせる

広場で相澤先生が1人でずっと戦ってる……

これは、私が戦ってきたこととはわけが違う

全員が力を持った…

超人社会

「それより、2人ともどうする」

「あ？」

『…どうするって？』

「敵が攻めてきてんだぞ!?」

「それがなんだよ」

『どうでもいいけどね…。それよりも、問題なのはカリキュラムが割れてたこと』

「え？」

多分、内部にあの敵連合とかいう敵の仲間がいるんだ

『単純に考えれば、先日のマスコミ乱入は情報を得るために奴らが仕組んだことになる
内部に仲間がいない限りだけど

焦凍が言ったように、虎視眈眈と準備を進めていた…』

「でも、オールマイトを殺すなんてできんのかよ!?
そんなの、オールマイトが来たら」

『殺せる算段が整ってるから、連中がこんな無茶をしているんだと思う

そこまでできる連中に、私たちは嬲り殺すって言われた…。

オールマイトが来るまで持ちこたえられるのか…
彼が来たとしても無事にすむかどうかも危うい……

けど……』

なんで殺したいのかも、わからない今、何もできない

いや。できることはたくさんあるはず

『彼らに、オールマイトを倒す術があるんなら…私たちがすることは、戦って阻止すること』

鉄パイプを地面に突き立てる

「何言ってんだよ!!! オールマイトをぶっ倒せるかもしれねー奴らなんだろ!?」

『そんな時間はないからね…。というか、このUSJの設計を把握した上で人員を集めているとしたら、切島くんがここにいることがおかしい

キミなら、極寒や水とかそういった場所に飛ばすはず

だとしたら、私たち生徒の“個性”はわかっていないとなる

私たちの“個性”がわからないからこそ、きっとバラバラにして数で攻め落とすって作戦になる』