メリークリスマス-3 ページ10
「おれは今までずっと、セレナの隣にいたのに
それなのに、おれはあいつを傷つけてばかりだった」
思えばいつもそうだった
おれの何気ない言葉であいつは傷ついた
だから、だからおれはもう傷つけないようにと
「お前ら、本当にもどかしいのも変わってねェな」
「え？」
「傷つけるなんて、当たり前だろ？」
「！」
「人間なんだからさ。言った言葉で傷ついたり、傷つけたりするのは当たり前
お前はセレナを大切に思ってるの
セレナもそうだ。お前が記憶を失っている間、あいつはずっと泣いてた
でもな、それはいつかきっとお前が自分を思い出してくれるからって信じてたからだ。いつも電伝虫で言ってた。
サボはサボらしく生きてるから邪魔はしたくない
サボが選んだ道で、違う形で自由を勝ち取ったのなら私は見守るつもりだし、思い出してもらいたいなんてもういい
サボが選んだなら、私は一存する
って…。本当は思い出してほしくてたまらないのに、最後の最後までお前を優先した。つまり、おれが言いたいのは」
ビシッと指をおれに向け、自信満々な笑顔でニッと笑うエース
「セレナは、お前のことがいっちばん好きで好きでたまらなくて、お前のためならどんだけ長くても待ち続けるってことだ
だから安心して任務に行って来いよ
何も、今年だけじゃない。来年だって、再来年だってある
おれたちが生きてる限り、明日は来る
お前がセレナを、セレナがお前を待ち続ける限り、お前らは何度だっていつだって一緒なんだからな」
「……………エース。エースがまともなこと言ってる……………」
「バカにしてんのかッ!!!」
人がせっかく励ましてやってるのに…！
と、怒りながらおれの首を絞めてくるエースだけど、力が入っていない
「悪かったって」
「悪かったって言ってるような顔じゃねェ!!!」
「ハハハハハ…！」
ありがとうな、エース
「おれ、セレナに言ってくるよ。任務が終わるまで待ってて欲しいって」
「あァ」
シルクハットを被り、急いで部屋を出る
「相変わらず、めんどくさい奴らだな」
そんなエースの言葉を背負いながら
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ホウ酸(プロフ) - 最初から最後まで一気読み案件でした、素晴らしい過ぎました、泣けました、ありがとうございました((( (2020年8月4日 12時) (
レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - ティアさん» 本編での甘々がこちらに来てしまいましたね…。なんだかんだ言って、ラブラブなお二人を、よろしくお願いします。お正月編も出せたらと思ってます (2019年12月27日 23時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ティア - クリスマス版ありがとうございます。それと結婚おめでとうございます。末永く幸せでいてください(気が早い)ちょっと二人の為に菓子折りを準備してまいります…。そんで初詣で二人の末永い幸せを祈願してまいります (2019年12月27日 10時) (レス) id: 2b586ff05e (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - ティアさん» 食べられちゃいました笑 本編でも、甘々なお菓子みたいな雰囲気を入れていきたいですが、今回はちょっと長めですね…汗 クリスマス編も、近くなるにつれてまた甘々なのを考えてます！ これからも、ヒロインや作品共々よろしくお願いします (2019年11月19日 14時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ティア - ヒロインちゃんが遂に食べられちゃいましたか…いやもう二人はやり取りはお菓子より甘いですね。こちとら供給過多で悶絶中です！あのークリスマス編とかもあるのですか？今年も仕事仕事でクリスマスふっ飛んじゃいそうなのでせめて二人の甘々を…お願いします (2019年11月19日 5時) (レス) id: 2b586ff05e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年8月20日 7時
