0-2 ページ4
？？side
虎に襲われた女の子を助け、声をかけたらいきなり倒れた
よく見れば、服が赤い
なんだこれ
「おい、サボ」
「あ、エース」
「んだよ、そいつ」
「虎に襲われかけてたんだ」
「は？」
「見たところ、ゴミ山にも高町にも住んでないみたいだな。こんな奴、見たことねェし」
「金目のもんとか持ってねェのか？」
「持ってねェ……アレ、これ」
「なんだそれ」
「わかんねェ」
女の子が持っていたのは、白い髪留めでとてもキラキラしていた
「金になるんじゃねェか？」
「……おい、エースまさか」
「誰だか知らねェけど、海賊貯金の足しになるもんは奪うだろ？」
「待てよ!!! ソレがこの子にとって大切なものだったらどうするんだよ!!?」
「知るか」
「おい、ちょ、エース!!!」
女の子の髪飾りを取ったエースは、「取られねェように持ってりゃ良かったんだ」と吐き捨てて海賊貯金を貯めている方へ向かった
女の子をそのまま放っておくわけにもいかねェし、おれは女の子を背負ってエースを追いかけた
「おい、エース!!!」
「サボ、てめェ…連れてきたのか…」
「当たり前だろ!!! あんなところに1人でいたら、猛獣に食われるか襲われるかのどっちかだ!!!」
「ンなの放っておけば……」
「バカ!!!」
「…………!!?」
「ボロボロの子を、放っておけるわけないだろ…!?」
「だったら、サボが面倒見ろよ。おれは見ねェからな」
「でもよォ、おれが住んでるとこ、危ねェし…エース、お前山賊の家に住んでるだろ？」
「…………。それがなんだって言うんだよ」
「なっ？連れてってやれよ」
「はァ？」
「おれが住んでるところは、無法地帯だし…それにこいつ」
放っておくと死んじまいそうだし
「バカ言うな。連れてくわけないだろ」
「山道修行…」
「(ﾋﾟｸｯ」
「この子背負えば、結構鍛えれるんじゃないか？」
「…………チッ」
エースは舌打ちをした後、女の子を乱雑に背負った
「あ、おい！」
「うるせェ。連れて行くんだ、指示は受けねェぞ」
ガルルルルと吠えながら歩いて行く
「頼むからな〜〜〜〜!!!」
歩いて行くエースの背中にそう叫んだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 92人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サッカーバカ(プロフ) - くまくまたろう。さん» ありがとうございます！ちまちまと更新していきます！容姿は私も好みです！！！金髪いい感じ〜〜〜〜 (2019年9月13日 11時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
くまくまたろう。(プロフ) - え、好きです。(唐突)楽しませてもらってます…金髪とかもろ好みです。ありがとうございます。サボは推しです。ありがとうございます。色々ありがとうございます。(？) (2019年9月5日 20時) (レス) id: 92750228b4 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - マリン さん» ありがとうございます！ゆっくり更新ですが、よろしくお願いします！ (2019年8月20日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
マリン - こちらも読ませて頂いてます！更新頑張ってください！ (2019年8月19日 21時) (レス) id: 6f6628a406 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年7月29日 19時
