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「あ、マネージャー」
「丁度良かった、私たちバレー部の練習を」
『黒尾さんから聞いてないんですか？練習、しばらくは見学控えてくださいって』
「は？」
媚を売るように甘い顔で言ってくるそいつらにキツめに言ってやると、甘い表情が変わるやすぐに視線を冷たくし始める
『今真剣にインハイに向けて練習したいんです。外野の声がうるさいと集中できないので帰ってください』
「は、なにこいつ」
「意味わかんない」
「藍…」
『ああ、すみません…意味がわかるように言いますね』
にっこりと笑って一言
『耳障りな声のおかげで練習に集中できないので、今すぐ帰ってくださいね。ああ、それとも小学生に言うようにわかりやすく言わないといけませんか？』
くすくす笑いながら言ってやると、顔を真っ赤にして「行こっ」とスタスタと歩き去っていく
その姿が面白くてくつくつと腹を抱えて小さく笑う
「藍って、いい性格してるよね…いきいきしてたよ、今」
『事実を言ったまでなのに』
ふん、と息を吐いていると「倉梨さん」と静かに声がかけられた。ビクッとして後ろをゆっくりと振り返ると、そこにはバレー部がいた
(うわ…)
「いやいや、明らかに嫌な顔しないで」
黒尾さんたちに『見てたんですか』と聞くと、素直に頷かれた。うわ、めんどくさ…っていうか、見てたんなら助けてくれてもよかったのに
「倉梨さんってああいう顔するんだ」
『……知り合いを真似ただけ』
「知り合いって誰？」
『…誰だっていいじゃん』
「梟谷の赤葦くんじゃないなら誰…？」
『…千代には関係ない』
「あ！その反応はイケメンだな!?」
『なんでそうなるの…』
にっこり営業スマイルかつ皮肉をこめたあの言葉は、全て蛍からの受け売りだ。面倒な奴を黙らせるのにと、伝授させられた
いらないって言ったけど「できないんだ？そっか、できないんだね」と嘲笑うように言ってきたから、ムキになってやってやった
「どんな人!? ってか、どんな子!!? 塩顔!? 醤油!? ソースか!?」
『知り合いの顔を調味料で聞くのやめてもらってもいいですか？』
「今の顔と言い方も知り合いの人の仕草なの!?」
『…………』
「藍!?」
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紅 - いつも楽しませてもらってます！4話夏なのですが、黒尾が3年と言っている所があります。見間違いであればすみません！ (3月14日 23時) (
レス) @page30 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - もちだんごさん» ひゃー！すみません！ご指摘ありがとうございます！！また修正します！これからもよろしくお願いします！ (3月11日 19時) (レス) id: c458529519 (このIDを非表示/違反報告)
もちだんご(プロフ) - いつも楽しみにしております！5-2話なのですが、本編の一年前であるはずなので夜久さんは3年ではなく2年なのではないかと思います。勘違いであれば申し訳ございません！ (3月11日 17時) (レス) id: 993fbeabfe (このIDを非表示/違反報告)
???(プロフ) - 続きが気になる…！楽しみにしてます！ (2月29日 23時) (レス) @page13 id: bbca191512 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2月29日 11時) (レス) @page12 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2024年2月28日 9時
