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「こちら、私の親友の倉梨藍様。めちゃくちゃ美人な自慢の親友です〜」
「美人なのは認める。なんで親友なんだよ」
「心の友なの〜！山本はわかってないね〜」
「なっ…」
楽しそうに笑っている千代の横から『えーと…』と話しかけると、山本と呼ばれた男子はカチンコチンと固まってしまった
『3組の倉梨藍です。よろしくね』
「よ、よろ、よよよよ、よろしくお願いしますっ!!」
「ガチガチじゃん」
バッと頭を下げる山本に千代がからかうと「うっせーな」とキレている
「ねぇ、見学ってどこでしていいの？」
「あ？見学ぅ？」
「そう。邪魔にならないところで山本たちの見ようと思って」
「それなら、ギャラリーで見りゃいいんじゃねぇか？
いつも見学で見にくるやつ、ギャラリーで見てるし」
「おっけー」
行こうと千代に手を引かれてギャラリーへと向かうと、すでに数人の女子生徒がいた
口々に誰がかっこいいとか言っている
「藍、気になるバレー部員いる？」
『って言っても、私そんなに知らないんだよね』
「え〜…私は断然黒尾先輩推し〜」
『はいはい…』
黒尾さんを探している千代を放って、ぼーっとバレー部を見ていると、パチッと孤爪と目が合った
パチパチと驚いた顔でこっちを見ており、手を振ろうと片手を上げると孤爪は顔を背けて歩き始めてしまった
『まぁ、困るか』
「え、なにが？」
『なんでもない』
黒尾さんを見つけてニヤニヤの千代が私の独り言を拾った
手すりに手をつきながら孤爪を見ていると、気だるそうにバレーボールを触っている
どこのポジションなんだろ
『えっ』
「どした？」
『あ、いや…』
孤爪、セッターなの？
ネット際に立っている孤爪は、綺麗に山なりに上がったボールを見て下に入り、ブロードやクイックなど、ボールをあげている
俊敏な動きとは言わずとも、ボールの落下地点に極小で動いてボールを上げている
「孤爪って、すごいの？」
『え、な…んで？』
「ずっとびっくりした顔で見てるから」
『あ…うん、まぁ…それなりに動くポジションでもあるから…イメージと違ったし』
「ふーん…バレーボールよくわかんないけど、すごいんだね」
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紅 - いつも楽しませてもらってます！4話夏なのですが、黒尾が3年と言っている所があります。見間違いであればすみません！ (3月14日 23時) (
レス) @page30 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - もちだんごさん» ひゃー！すみません！ご指摘ありがとうございます！！また修正します！これからもよろしくお願いします！ (3月11日 19時) (レス) id: c458529519 (このIDを非表示/違反報告)
もちだんご(プロフ) - いつも楽しみにしております！5-2話なのですが、本編の一年前であるはずなので夜久さんは3年ではなく2年なのではないかと思います。勘違いであれば申し訳ございません！ (3月11日 17時) (レス) id: 993fbeabfe (このIDを非表示/違反報告)
???(プロフ) - 続きが気になる…！楽しみにしてます！ (2月29日 23時) (レス) @page13 id: bbca191512 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2月29日 11時) (レス) @page12 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2024年2月28日 9時
