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恐いと思うよりも私よりずっと傷ついている
そんな気がしてたまらなかった
おかしいでしょ?
キミの方が私よりずっと頭もいいし、身体も大きくて力も強い
それなのに私は、キミを守らないとと思ってた
私は……なにからキミを守りたかったんだろう
私は、運命からアッシュを守りたかった
アッシュを連れ去り、押し流す運命から
『その時、思ったの…何があってもアッシュを信じようって…たとえどんな事が起こっても、私は…私だけは…』
キミのそばにいるって
キミは、小説に出てくる豹の話をしてくれたよね
その豹は自分が戻れないことを知っていたに違いないと…
私は答えた
キミは豹じゃない
運命は変える事ができるんだ
キミは1人じゃない
私がそばにいる
たとえどれだけ離れていようと、私はキミのそばにいる
(さよならアメリカ…さよならニューヨーク…でも、キミにはさよならは言わないよ、アッシュ
きっとまた会える…どんなに遠く離れていても、キミは私の最高の友達だよ)
数時間後、私は耳を疑った
アッシュが死んだ
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2023年4月17日 8時