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「つまーり！キミは、誰よりも、理英を好きになって、誰よりも欲しくなるようになるよ」
「………」
「キミ、情熱的だと思うから嫉妬もすごそう」
俺の分析をされて目を逸らすと「あはは、気分悪いね。やめやめ、こんな話〜」と英太さんは菓子を食べ始めた
「あ、でも」
「？」
「理英と付き合いましたの報告はしてね。一応、俺お兄ちゃんだから」
「………」
「理英とキミなら、お似合いなんだけどなぁ」
「…どう反応していいのかわかりません」
「なはははは〜」
むっとした顔で見ると「普通に素直に受け止めたらいいよ」と笑っている
「これからも、理英をよろしくお願いします」
「…こちらこそ、よろしくお願いします」
『なにがよろしくなん？』
「理英、おかえり」
『お兄ちゃん、先生なんもないって言うてたよ？嘘ついたん？』
「え〜？そうだったっけ〜〜？」
とぼけた顔をする英太さんに『ええ加減にしいや』と頬をつねり始めた
「いひゃいひゃい」
『ごめんな、豪炎寺くん。相手めんどくさかったやろ』
「いや…」
「恋バナしてたんだよね〜」
『豪炎寺くんに迷惑をかけるな』
「え〜…？楽しかったのに〜」
「俺は揶揄われて気が気じゃないですよ…」
「理英、豪炎寺くんはイケメンだから捕まえときなよ」
『そういうのお兄ちゃん知ってる？』
「ん？」
『ウザイ』
その一言で英太さんはベッドに沈んだ
『ほな、リハビリ頑張ってね。また来るから』
「う、うん…」
英太さんの病室を後にした大岡を追いかけ、「いいのか？」と聞くと大岡は頷いた
『いつもあんな感じやから気にせんでええよ。それより、お兄ちゃんと恋バナしたん？いいなあ、豪炎寺くん、恋バナするぐらい恋愛してるんや』
「いや、一方的に俺を分析された」
『え、どゆこと？』
「お前を推されたよ」
『ん？ウチ？』
「あぁ。俺と大岡なら、お似合いだって」
『何言うてんねんやろ、あの人。まあ、ウチは豪炎寺くんのサッカー好きやからなんとも言えんけど』
「俺も、お前のサッカーが好きだな」
軽く笑い合って廊下を歩いてると前から豪炎寺先生が歩いてきた
『先生！』
「父さん…」
「あぁ…お前か…修也も」
『こんにちは。お兄ちゃん、またサッカーしてました』
「またか…はぁ、あとできつく言っておく」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2023年3月1日 11時
