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フィディオから出してもらった洗濯もんと、姉ちゃんの部屋にあるだろう自分の洗濯もん、姉ちゃんの洗濯もんを全部持って脱衣所の洗濯機に放り込んで洗剤を入れてスイッチを押す
「活舞、手伝うことはあるか？」
「ううん、ないです」
「そうか…」
「…買い出し行った方が良かった？」
「！」
脱衣所からひょっこりと顔を出してきた豪炎寺さんに聞くと、少し顔をそらしとった
わかりやすぎや
「やっぱ、姉ちゃんのこと好きなんやね」
「…あぁ、まぁ」
「お似合いやね。早う告白せんとね」
「……」
「活舞〜！早くきて〜！」
「おー」
ゴウンゴウン揺れてる洗濯機を放って、脱衣所の電気を消して、俺は豪炎寺さんを連れてキッチンに行って母さんの手伝いをする
「活舞と虎丸、手際がいいな」
「伊達に料理してないんで！」
「右に同じく！」
「みんなも手際がいいわね〜。全部終わっちゃいそう」
「母さん、準備早いねん。…まさか、予想しとった？」
「あら〜？」
(こっわ…)
こうなることわかってたら怖いわ…
ぶるっと震えて串に肉や野菜を刺しとったら『ただいま』と買い出しから帰ってきた姉ちゃんが戻ってきた
「おかえり〜！」
『母さん、買ってきた』
「はいはーい！じゃあ、全部切っちゃって」
『おん』
「手伝うよ」
『お願い』
おぉ〜
豪炎寺さん、手伝いに行った
「活舞、刺しすぎ」
「うおっ」
ーーーーー
ーーー
ー
バーベキュー機で肉や魚を焼く音が聞こえてくる
うまそうな音に俺が口を開けてそのまま頬張る
「ん〜っ、うまい〜」
「活舞くん、美味しそうに食べるね」
「バーベキューは美味しいです〜」
「ふふふ」
木野さんに言われながらもぐもぐ食べとると、姉ちゃんとフィディオがご飯食べながら話してるのが見えた
その近くには円堂さんもおって、その会話に入ってた
「混ざらなくていいのか？」
「鬼道さん」
「フィディオと話したいことがあるだろう？」
「まあね。けど、俺はええかな。フィディオ、姉ちゃん好きやし」
「そうなのか？」
「うん。高校なったら、イタリアに来い言うてたし」
「イタリアに？」
「うん。イタリア留学、黒陽の時やからどうなるかは知らんけど」
「へぇ…」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2023年3月1日 11時
