33話 バーベキュー大会 ページ27
ー夕方ー
「フィディオ！今日はありがとう！」
「こっちこそ！久しぶりにマモルとサッカーができて、楽しかったよ！」
「へへへっ！そういえば、どこに泊まるんだ？」
「アモーレの家だよ」
「いいなあ〜…」
夕方になってサッカーの練習も終わり、みんなが帰る中にフィディオを取り囲んで明日はどうだだのなんだの…
「アモーレ」
『んあ？』
「マモルたちみんなを泊められないかな」
『多分大丈夫だと思う』
「大岡の家、大丈夫なのか？外観はあまり大きいとは言えないが」
『言い方…まあ、普通に20人泊まれる余裕はあるけど』
黒陽のみんな、泊まりに来たときあるし
「え、うちにみんな来んの？じゃあ、ゲームしまくりじゃん！」
『活舞、部屋片付けや。虎丸くん泊まるんやったら一緒の部屋やで』
「姉ちゃんは？姉ちゃんの部屋も誰か泊めたら？」
『マネージャーも泊まるんなら』
「えっ、いいんですか!? 実は興味あったんですよね〜！理英さんのお家！」
「あら、いいの？」
「お邪魔とかじゃ」
『大丈夫。女の子はいつでも大歓迎』
マネージャー4人もいくってことになって、大所帯で家に帰ることに…
ー大岡家ー
「うわあ、でっけぇ」
「一軒家でヤンス」
『母さん、父さん、ただいま〜』
「はいはーい、おかえり…あらあらまあまあ！」
「「こんにちは!!」」
『みんな、フィディオとまだ喋りたいって』
「あら〜！お母さん、腕によりをかけて美味しいご飯作らなくっちゃ〜！お父さん！お父さーん！バーベキューにしましょう、今晩！」
「え〜？」
『みんな、こっち』
「「お邪魔しまーす!!」」
パタパタと奥に引っ込んでいく母さんを追いかけるために『活舞、客間案内な』と活舞のエナメルバッグをひったくってリビングに向かう
『母さん、父さん、バーベキューするから庭で…』
「誰か来てるのかい？」
「雷門中のサッカー部の子たちよ。フィディオくんが泊まるからうちに泊めたいんですって！」
「あぁ…もちろん構わないよ。久しぶりに、賑やかになるね」
「ね〜。さあ、準備よ！お父さん、倉庫からバーベキュー機出してきてちょうだい。理英、お買い物担当ね」
『はいはい…』
張り切ってる母さんにウチは自分の部屋に向かって荷物と活舞の荷物を置いた
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2023年3月1日 11時
