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「なんで、アモーレって呼んでるんだ？」
「え？あぁ！」
「フィディオと大岡が恋人同士というわけではないのだろう？」
「もちろんさ。ま、まだと言っておこうかな」
「…………」
なにを言うてるんか知らんけど、関わらんとこ
「理英さん、フィディオと知り合いだったんだ…」
『昔、イタリアに行った時にそこでサッカー一緒にしたんだ』
「そうそう！アモーレ、サッカーがうまくてびっくりしたよ！」
「みんな、アモーレにはホントに突っ込まないんだ…」
「フィディオ、大岡をアモーレと呼ぶ理由があまりにも納得しにくいが…」
「え、そうかな？まあ、そういう気があるってことさ！
イタリア人は、愛にも熱烈だからね」
豪炎寺くんの問いかけに、フィディオが笑ってそう答える
蹴っ飛ばしたろかな
「あなた、これから大変になるわね」
『え？』
「炎のエースストライカーと白い流星ですか…」
「なんだか大変」
『え〜…これ以上なんか起きるん？大変なんはもうええわ…フィディオだけでええよ』
「えぇ〜…理英、それは言い方がひどいよ」
肩をがっくりと落として言うフィディオに『はいはい…』とかわした
「よーし、フィディオもいることだし！サッカーやろうぜ！」
「理英はやらないの？」
『ウチ、サッカー部の手伝いやから大丈夫』
「ふーん…マモル！進化したオーディンソードを見てくれ！」
「もちろんさ！」
「どうやら、手強いライバルが出てきたな」
「…鬼道」
「炎と流星、見ものだな」
「面白がってるだろ…」
グラウンドに進んでいくみんなを見て「なあ、姉ちゃん」と活舞がウチの近くまで来てフィディオを見る
「よかったな、フィディオ。元気そうや」
『うん。ほら、活舞も行っといで』
「はーい」
豪炎寺side
「フィディオ」
「ん？」
「少しいいか？」
「もちろんさ。どうかしたの？」
少し離れた場所でフィディオと話す機会を作り「大岡のことだが」と聞くと、フィディオはわかりやすく顔を真顔にした
「好きなのか？」
「あははは！なにを言い出すのかと思ったら、そんなことか！」
「わ、笑いごとじゃ」
「キミはアモーレが好きなんだね…」
「！」
「もちろん、俺も理英が好きだよ。けどまあ、恋人って意味じゃないけど…家族みたいなんだ、理英は」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2023年3月1日 11時
