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1時間目、2時間目、3時間目とアッシュくんはちゃんと授業に出た
もちろん、教科担当の先生には集中的に当てられていたものの、全ての問題に正解を叩き出したりして先生たちが悔しい顔をしながら授業を進めていた







4時間目が問題の体育らしく、みんなが移動していくのに伴って、私も体育着を持ってみんなについていく
まだ体操服は買ってないから前の学校のものだ









「澪緒ちゃん、女子更衣室こっちこっち」

「今日、アッシュくん来てたね」

「ねー」

「相変わらずかっこいいよねー」

「ご眼福よね」









どうやら女の子からの人気も高いアッシュくん
そりゃあんなに綺麗ならモテるよね








モゾモゾと体操服に着替えると、やはり他校の体操服なだけあって目立つ
それはもう目立つ









「澪緒ちゃんの体操服、黒なんだ」

『みんな紺色だからちょっと目立つね』

「黒ってかっこいいよね〜」









シューズを持って体育館に行けば、男子は何人か集まっており、女子もそちらに集まっていく









「おっ、澪緒の体操服黒じゃん」

「前の学校の?」

『うん。まだ用意してなくて』









ショーターと奥村くんに答えると、アッシュくんは大きなあくびをしながら体育館に入ってきた









「チーム分け、どうなるんだろうな」

「さぁ」

「同じチームになれたらいいけどな」

「そうだね」

「澪緒はバレーだろ?できんの?」

『どうだろう』









紡宮の練習に付き合う程度だし、人並みにはできると思うけどそこまでできない気がする









「澪緒ちゃーん、集合だってー」

『あ、うん。またね』

「おー」

「頑張ってね」

『うん』









ヒラヒラと手を振り、女子の集合場所へ向かう
バレーのネットがもうすでに準備されており、片付けは私たちのクラスがするらしい









アッシュside









チーム分けも始まり、適当に組んでそれなりにしてればいいだけの体育
試合が始まって、他人のプレイなんか見るつもりもない









「お、女子のバレー始まったな」

「ホントだ」

「澪緒だ」

「え、どこ?」

「あそこ」









ショーターが指さした方向にいるのは黒ジャージを来てボールをポンポンと弾く転校生の姿があった

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年3月23日 22時

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