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刀を、取りこぼしそうになる
ゲラゲラと笑い始める虎杖くんからは先程の優しい雰囲気とは違い、禍々しい何かに包まれている気がした









「“ああ、やはり!! 光は生で感じるな限るな!!”」

『…………………ッッ』

「“呪霊の肉などつまらん!
人は、女はどこだ!! !”」

『(ビクッ』

「“ほう…いい時代になったのだな”」

『あがっ…』

「神瞑!!」









頸を持ち上げられ、刀も奪い取られる
ギリギリと頸を絞められる









「“女も、子供も、ウジのように湧いている
素晴らしい、鏖殺だ
手始めに…この女を殺そう!!”」

『あ"がっ…』









ギリッと強くつかまれ、意識が落ちそうになった時、パッと離された
ドサリと地面に落ちると、「“あ?”」と虎杖くんが不機嫌な顔をした









「人の体で何してんだよ、返せ」

「“お前、なんで動ける?”」

「?
いや、俺の体だし」

『ゲホッ…ゴホッ!』

「大丈夫か、神瞑!」

『ゔ、ん…っ』









落ち着け、呼吸を整えろ
そうそうにやられていいわけないだろう









「動くな
お前はもう人間じゃない」

「は?」

「呪術規定に基づき、虎杖悠仁お前を、“呪い”として祓う(ころす)

『伏黒くんっ…』









ゴホッと咳き込み、落ち着くのにまだかかる
本当に不甲斐ない…穴があったら入りたいほど恥ずかしい









「いや、なんともねーって
それより俺も伏黒も覇道院もボロボロじゃん
早く病院行こうぜ」









心配してくれて嬉しいけど、今喋っているのが虎杖くんなのかもわからない

鬼のように、異様な気配を出してくれればいいのに…









「今、どういう状況?」

『えっ』

「五条先生!
どうしてここに」

「や。来る気なかったんだけどさ、さすがに特級呪物が行方不明となると上がうるさくてね
観光がてら馳せ参じたってわけ」









ふらりと立ち上がり、虎杖くんがさっき落とした刀を拾い上げる









「で、見つかった?」

「あのー、ごめん。俺、それ食べちゃった」

「……………………マジ?」

「「マジ」」









怪我は、骨にヒビが入ったぐらいか
これなら放っておいても治るね

4-6→←4-4



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sou(プロフ) - むいくんにも煉獄さんにもあえて嬉しい♡♡ (2022年2月4日 9時) (レス) @page29 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - 7-10で悲鳴嶼さんがいませんよ? (2021年3月13日 22時) (レス) id: efbfb3634d (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - 6-2なんですけど無限城が無惨城になってますよ (2021年2月19日 7時) (レス) id: 56a3767e45 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 2月11日追記への意見ですが、個人的には青子ちゃんというキャラに一切魅力を感じないので見たいとは思わないですね…。粗野や乱暴やご都合主義が過ぎていて少し不快になることもあるので…。個人的には新しいヒロインちゃんに期待です…。 (2021年2月17日 15時) (レス) id: 80796327ac (このIDを非表示/違反報告)
やみ(プロフ) - 初めまして!このお話大好きで、ワクワクしながら楽しく読ませて頂いてます!また読みに来ます☆ (2021年2月12日 11時) (レス) id: d92e26f623 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年1月25日 20時

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