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13話 好奇心の時間 ページ43

さっぱりとした体に浴衣を身にまとい、まだ湿っている髪の毛をバレッタであげていると「うおお」とゲームコーナーから杉野声が聞こえてきた









『何してるの?』

「あ、麗音。神崎さんがゲームしてて」

「恥ずかしいな、なんだか」

「おしとやかに微笑みながら手つきはプロだ!!」









たしかに言われた通り、彼女の手つきはプロゲーマーに匹敵するほどだ
…そんなにうまいんだ、ゲーム









「すごい意外です、神崎さんがこんなにゲーム得意だなんて」

「…黙ってたの。遊びができても、進学校(うち)じゃ白い目で見られるだけだし
でも、周りの目を気にしすぎてたのかも
服も趣味も肩書きも、逃げたり流されたりして身に付けてたから自信がなかった
殺せんせーに言われて気づいたの。大切なのは、中身の自分が前を向いて頑張ることだって」









神崎ちゃんの意外な一面
クラスの人気者の彼女がゲームが好き
…これから他のみんなのことも知れるといいんだけどね









『渚、自販機行くの付き合って』

「うん」









小銭入れを持ち、ギシギシと軋む廊下を歩くと、岡島と杉野も自販機に行くらしく一緒に行くことにした









「しっかし、ボロい旅館だよなぁ
寝室も男女大部屋2部屋だし、E組以外は個室だそーだぜ」

「いーじゃん、賑やかで」

『ん?中村ちゃん、何してんの?』

「しっ!!」









中村ちゃんと不破ちゃんが男湯の前でコソコソと何かしている
何してんの…









「決まってんでしょ、覗きよ」

「覗きィ?それ俺らのジョブだろ」

「ジョブではないよね」

「アレを見てもそれが言える?」









のれんをずらし中を見ると、カポーーンという音と共に見覚えのある服がかけられていた
なるほど、先生が風呂に入ってると









「あの服がかけてあって、服の主は風呂場にいる
言いたいこと、わかるよね?
今なら見れるわ、殺せんせーの服の中身
首から下は職種だけか、胴体あんのか、暗殺的に知っておいて損はないわ」

「………この世にこんな色気ない覗きがあったとは」









カラカラ…と静かにドアを開けると、そこにいたのは
泡まみれの先生









「女子か!!」

「おや、みなさん」

「なんで泡風呂入ってんだよ」

「入浴剤禁止じゃなかったっけ」

「これ先生の粘液です」

『えっ』

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夜空 - スゴく面白かったです!続編も見ます!! (2021年6月5日 23時) (レス) id: 587626ec74 (このIDを非表示/違反報告)
- 私的にこの作品は今まで見てきた中で一番なので自信を持ってください! (2021年4月28日 22時) (レス) id: d391eac599 (このIDを非表示/違反報告)
- 私はこの作品が大好きです。 (2021年4月15日 18時) (レス) id: 9677d4e8b3 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - たらペンさん» 設定やシリーズの最後に追加設定も書いたりしてるのでそこでわかるかと思います…! (2021年2月27日 11時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
たらペン - 夢主ちゃんじゃありませんでした!ホントにすみません!! (2021年2月26日 22時) (レス) id: 94ca73ecd6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年1月17日 12時

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