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11話 テストの時間 ページ24

中間テストが始まった




全校生徒が本校舎で受ける決まり
つまり、私たちE組だアウェーでの戦いになる









試験監督の先生が露骨に集中を乱す中、問題と睨めっこをして数秒、ペンの走りは止まることはない
だってわかるから





問題文の重要な部分も、解き方のコツも


全部先生がマッハで教えてくれた通りだからだ









サクサクとみんなで問題を解く
だけど、最後の問題になるにつれ、みんなのペンの走りは止まっていく









カリッと全ての問題の答えを書き記し、顔を上げればチャイムが鳴る数秒前
ギリギリ、ってところだった









「よう、どうだったよ」

『まあまあですね』

「問題見せろよ」

『いいですよ』









五条さんに今日の問題を手渡すと、パラパラと目を通したあと、「は、んだよコレ」と顔を顰め始めた









「お前らこんなの解いてんの?頭おかしいんじゃねぇの?」

『進学校なんてそんなもんですよ』



















受け取った問題をカバンの中に詰め込み、明日に帰ってくる採点を待つだけになる









ー翌日ー









テストが返ってきた
そしてみんなの空気はどんよりとしている









みんなテストの点数が振るわなかったからだ
そんな重苦しい空気の中、先生は背を向けて顔を見せてはくれない









テスト2日前に、出題範囲を全教科で大幅に変えるなんてこと、普通はおかしい
でもそれを行ったのは理事長だ




自分の主義を貫くためならどんなことでもする人だ









「…先生の責任です。この学校の仕組みを甘く見過ぎていたようです。…キミたちに顔向けできません」









そう言った先生にみんなが口を固く閉ざしていると、私の5教科のテスト用紙を持ったある人が「いこ」と手を引いてくると同時に、ナイフを投げつけた









ガァン









「にゅやッ!?」

「いいの〜?顔向けできなかったら、俺たちが殺しに来んのも見えないよ」

「カルマくん!! 陽伊羅銀さん!! 今、先生は落ち込んで…」









そんな先生に私たち2人の回答用紙を投げ渡すと、先生はそれを見て少し顔色を変えた

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設定タグ:暗殺教室 , 呪術廻戦 , 五条悟
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夜空 - スゴく面白かったです!続編も見ます!! (2021年6月5日 23時) (レス) id: 587626ec74 (このIDを非表示/違反報告)
- 私的にこの作品は今まで見てきた中で一番なので自信を持ってください! (2021年4月28日 22時) (レス) id: d391eac599 (このIDを非表示/違反報告)
- 私はこの作品が大好きです。 (2021年4月15日 18時) (レス) id: 9677d4e8b3 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - たらペンさん» 設定やシリーズの最後に追加設定も書いたりしてるのでそこでわかるかと思います…! (2021年2月27日 11時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
たらペン - 夢主ちゃんじゃありませんでした!ホントにすみません!! (2021年2月26日 22時) (レス) id: 94ca73ecd6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年1月17日 12時

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