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「本命のプランなんて、思った通り行くことの方が少ないわ。不測の事態に備えて、予備のプランをより綿密に作っておくのが暗殺の基本よ」

「では次に烏間先生
ナイフ術を生徒に教える時、重要なのは第一撃だけですか?」

「……第一撃はもちろん最重要だが、次の動きも大切だ
強敵相手では第一撃で高確率でかわされる
その後の第二撃、第三撃を、いかに高精度で繰り出すかが勝敗を分ける」









結局、何が言いたいのかよくわからずみんなが首を傾げていれば、先生はくるくると周り始めた









「自信を持てる次の手があるから、自信に満ちた暗殺者になれる。対してキミたちはどうでしょう

「俺らには暗殺があるからそれでいいや」
と考えて勉強の目標を低くしている
それは、劣等感の原因から目を背けているだけです」









回っていくスピードが速くなり、ゴォォォッと風が吹き荒れてくる









「もし先生がこの教室から逃げ去ったら?
もし他の殺し屋が先に先生を殺したら?
暗殺という拠り所を失ったキミたちには、E組の劣等感しか残らない
そんな危ういキミたちには、先生から警告(アドバイス)です」









第二の刃を持たざる者は






暗殺者を名乗る資格なし!!









巨大な竜巻が発生し、スカートが捲らないように気をつければ、カルマが私の手を引いて自分の後ろに隠してくる
カルマだって踏ん張るの大変なのに









ドドドドド









竜巻が止み、砂埃が晴れてくると先生が現れた
そしてそれと同時に校庭が綺麗になった









「先生は地球を消せる超生物。この一帯を平らにするなど容易いことです
もしもキミたちが、自信を持てる第二の刃を示さなければ相手に値する暗殺者はこの教室にはいないと見なし、校舎ごと平にして先生は去ります」

「第二の刃…いつまでに?」

「決まっています、明日です」









え、明日?
明日って、中間テスト









「明日の中間テスト、クラス全員50位以内を取りなさい」

「「!!?」」

「キミたちの第二の刃は先生がすでに育てています
本校舎の教師たちに劣るほど、先生はトロい教え方をしていません
自信を持ってその刃を振るってきなさい
仕事(ミッション)を成功させ、恥じることなく笑顔で胸を張るのです
自分たちが暗殺者(アサシン)であり、E組であることに!!」

11話 テストの時間→←10-4



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夜空 - スゴく面白かったです!続編も見ます!! (2021年6月5日 23時) (レス) id: 587626ec74 (このIDを非表示/違反報告)
- 私的にこの作品は今まで見てきた中で一番なので自信を持ってください! (2021年4月28日 22時) (レス) id: d391eac599 (このIDを非表示/違反報告)
- 私はこの作品が大好きです。 (2021年4月15日 18時) (レス) id: 9677d4e8b3 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - たらペンさん» 設定やシリーズの最後に追加設定も書いたりしてるのでそこでわかるかと思います…! (2021年2月27日 11時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
たらペン - 夢主ちゃんじゃありませんでした!ホントにすみません!! (2021年2月26日 22時) (レス) id: 94ca73ecd6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年1月17日 12時

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