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2話 セクハラの時間 ページ10

『いや、今日は磯貝に』

「いーから、さっさと来る」

『ちょ、おい!』









青筋を少しだけ浮かせたカルマが私の手を取ってズンズン歩いていく
さっきの奴は「あ、おいこら!」と追いかけてくるのをカルマがダッシュし始める









「あいつ何なの?新手のナンパかストーカー?」

『いや、制服見た限りあれは呪術師の学校に通う、呪術専門学校の人間だよ』

「何で知ってんの?」

『卒業したらあそこ通うかも知んないから』

「えぇ…おもんね」

『そういうこと。まあ、蹴るつもりだけど』

「それでこそ、麗音だよ」

『花子』

「“はーぁーいー”」

『アイツの相手したい?』

「“んーとねー…んー………相手したくない”」

「花子が言うぐらいってことは大変だね〜」

『しゃーね。花子、白杖代出せる?』

「“うん”」

『カルマ』

「ん?」

『家までお送りましょうか?』

「んじゃお願いしまーす」









白杖代を身につければ、マントがふんわりとなびいた









「!」

『“うーん、やっぱり麗音の体使うのはやだな〜”』

(憑依しやがった…!!!)

『“少年、先に行くといい。麗音は後で連れていくよ”』

「おっけー。無理しないでね〜」

『“じゃ、心置きなく、暴れるとしよう!”』

「ハハハッ…!」









10分経てば、花子は私の中から出てきて包丁をくるくると手の中で回している









『あれ、さっきのは?』

「“んとね、あそこ”」

『ボロ雑巾…』

「“なんか、ちょっと殴ったら寝ちゃった”」

『殺しちゃったみたいなノリで言うのやめろ』









てへぺろ。と笑っている花子に『やりすぎてないよね?』とツンツンと枝で叩くと、ガシッと腕を掴まれた









『へっ…』









ぐいっと引っ張られ、前のめりに倒れたところにぽすんと抱き止められた









「はい、確保〜」

『………………なにこいつ、花子、祓っていいぞ』

「“えー、俺もう無益な戦いは嫌かな”」

『嬉々として包丁振り回してたくせに何言って』

「もうお前黙れよ」

『むぐっ』









片手で口を塞がれ、ギロリと睨みつけると「うわ、よく見たら美人じゃん。俺のタイプ」と古いナンパ野郎が使うセリフを吐いたではないか





うん、祓おう

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Lilly☆(プロフ) - 呪術廻戦も暗殺教室も地爆少年花子くんもマジで全部好きだからこの作品マジで神だと思いますッッ!!(ノンブレス)応援してます!長文失礼しましたッ! (1月21日 0時) (レス) id: 7ba1779775 (このIDを非表示/違反報告)
- 作品はとても好きなんですけど、やっぱり花子君って地縛少年花子くんですよね、、、? (9月28日 22時) (レス) @page6 id: b29d77ae47 (このIDを非表示/違反報告)
ラオ - 凄く面白くて凄く大好きです。 (2022年3月16日 22時) (レス) @page50 id: 55fba24325 (このIDを非表示/違反報告)
- 何故こんなにも面白いのに文句を言うのかがわからない。 (2021年4月15日 18時) (レス) id: 9677d4e8b3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 35ページ 並んでくる とありますが、睨んでくる とかではないのでしょうか? (2021年2月5日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年1月10日 22時

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