殺し屋最恐と呪術師最強

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「ヴァァァァァア…」

「“うわー………”」

『…サイッアク』









顔が歪み、体の限界もとどめているのかわからない化け物が目の前に現れた
しかもこの路地裏でだ









『花子』

「“んー…別にいいけど、シュガードーナツつけてね”」

『ったく…わかったよ』

「“わーーい”」









無邪気に笑ってる割には、包丁振りまわしまくってるんだけどなぁ…
一瞬でやられた化け物は、そのままどしゃりと地面に倒れる









「“あり？もう終わり？”」

『やりすぎ』

「“えー。コレどーする？”」

『放っとけ放っとけ』

「“ふーん…”」

『花子？』

「“んー？”」

『どうした？』

「“んー…なんか、変なのがいるなーと思って”」

『変なの？さっき倒したじゃん』

「“んー俺の気のせいかもしんないね”」

『？』

(……………………麗音に近づく奴は始末したいな〜)









NOside









特級並みの呪霊を、簡単に倒した？
いやいや、どう見たってあの子…









「……………………傑に相談すっか」









面倒なことになって来た









麗音side









「“麗音、起きないと遅刻するよ〜”」

『ん"〜…』

「“起きて〜”」

『ん…』









朝から花子に起こされてそのまま起き上がり、椚ヶ丘の制服を着てそのまま外に出る









「なあ」

『？』

「お前、呪霊つれてるだろ」

『……………………』









190はあるであろう男から「呪霊」と言う言葉を聞かされてこいつは「呪術師」と言うやつだと1秒にも満たない速さでわかった


うん、逃げるしかねぇ









「逃げたら祓う」

『………呪霊ってなに、祓うって何』

「知らないフリかよ」

『あんた、なんなのよ。学校遅れるからもう行っていい？わけわかんないこと言う時間があるなら…』

「あれ、麗音？」

『……………………げっ』

「いや、げって何、げって」

「あ？誰お前」

「…………………………………彼氏？」

『な訳あるか』









今現在停学をくらっている友達に会ってしまった
面倒なことばっか…









『……………………』

「…いろいろ把握した。ね、麗音。学校サボって遊びに行こうよ」

「は？」

『…………』

「俺、停学明けるまでまだ日あるし、暇なんだよね」

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