検索窓
今日:4 hit、昨日:5 hit、合計:318,461 hit

2-5 ページ26

ー翌日ー









「麗音〜」

『…んぇ?』









ユサユサと起こされて目を開けると、何故か制服姿の渚がいた









『なぎ…さ?』

「おはよ、麗音。もうそろそろ起きないと間に合わなくなるよ?」

『ん…何時?』

「7時半」

『……ウソ!』









ガバッと起きると、「早くね〜」と部屋を出て行った渚
バサバサと寝巻きを脱ぎ捨て、ハンガーにかけてある制服に手を伸ばし、全ての準備を済ませて玄関へ向かう









『行ってきまーーす!』

「行ってらっしゃーい」









お弁当を乱暴にカバンの中に詰め込み、私は慌てて走って渚の後を追いかける
待っててくれてもよかったのに!






門を開ければ「よう」と五条悟と夏油傑が立っていた
なんだっていい、もう急げ!









「今日は遅いんだな」

『寝坊したの!! 渚〜!!!』









ほんの少し先を歩いている渚を追いかければ、五条悟と夏油傑が小走りで後ろから追いかけてくる
渚が私の声に気づき、足を止めて「あれ、早かったね」と笑っている









『ほら、いつもの電車乗り遅れちゃう!』

「あ、ちょっ!」









渚の手を取り、駅へ走っていく
改札にピッとICカードをかざして改札を通り、ホームへ続く階段を駆け上がる









『今日、杉野大丈夫かな』

「うーん…どうだろう」

『大丈夫だといいけどね』









電車を待ちながら朝ごはんを口の中に放り込む
時間通りにやってきた電車に乗り込み、ガタンゴトンと揺られて目的地の駅で降りる






またICカードで改札から出て通学路を歩くと、後ろから茅野ちゃんが駆け寄ってくる









「おはよー!」

「おはよう、茅野」

『おはよう、茅野ちゃん』

「おはよう、渚、麗音ちゃん。ねえねえ、2人とも」

「?」

『ん?』

「後ろからニコニコして歩いてくる人とむくれた人、知ってる?」

「え?」

『………………』









関係者ではありませんよという顔を貫き通し、『さぁ?』と前を向いて少し歩くスピードを早めた
2人も慌てて追いかけてくると、「知ってるの?」と覗き込んでくる









『知らない』

「えー、ホントかなー?」

『ホントだよ』

「あははは」

2-6→←2-4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (112 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
353人がお気に入り
設定タグ:暗殺教室 , 呪術廻戦 , 五条悟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Lilly☆(プロフ) - 呪術廻戦も暗殺教室も地爆少年花子くんもマジで全部好きだからこの作品マジで神だと思いますッッ!!(ノンブレス)応援してます!長文失礼しましたッ! (1月21日 0時) (レス) id: 7ba1779775 (このIDを非表示/違反報告)
- 作品はとても好きなんですけど、やっぱり花子君って地縛少年花子くんですよね、、、? (9月28日 22時) (レス) @page6 id: b29d77ae47 (このIDを非表示/違反報告)
ラオ - 凄く面白くて凄く大好きです。 (2022年3月16日 22時) (レス) @page50 id: 55fba24325 (このIDを非表示/違反報告)
- 何故こんなにも面白いのに文句を言うのかがわからない。 (2021年4月15日 18時) (レス) id: 9677d4e8b3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 35ページ 並んでくる とありますが、睨んでくる とかではないのでしょうか? (2021年2月5日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年1月10日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。