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なんで超生物がうちの担任になったのか
どうして私たちが暗殺なんかしなければならないのか
そんなみんなの不満と疑問の声が、かき消されたのは烏間さんの一言だった
「成功報酬は100億円!」
((!?))
「当然の額だ。暗殺の成功は冗談抜きで地球を救うことなのだから。幸いなことにこいつはキミたちを舐めきっている。見ろ、緑のしましまになった時はかなめてる顔だ」
((どんな皮膚だよ!?))
「当然でしょう。国が殺れないのに私をキミたちが殺れるわけがない
最新鋭の戦闘機に襲われた時も…逆に空中でワックスをかけてやりましたよ」
((だからなぜ手入れする!?))
…もう突っ込まない、もう突っ込まないから
「その隙をあわよくば君たちに突いてほしい
キミたちには無害で、こいつには効く弾とナイフを支給する。キミたちの家族や友人には絶対に秘密だ
とにかく時間がない
地球が消えれば、逃げる場所などどこにもない!」
「そういうことです。さあ皆さん、残された1年を有意義に過ごしましょう!」
…と言うことである
4時間の授業があっという間に終わり、今から昼ごはんの時間が始まる
「昼休みですね。先生ちょっと中国行って麻婆豆腐食べてきます。暗殺希望者がもしいれば携帯で呼んでください」
それだけ言った超生物は一瞬で飛んでいってしまった
麻婆の本場である四川省までマッハ20だから後10分はかかる
確かにあんなの、ミサイルでも落とせない
「あのタコ、音速飛行中にテストの採点までしてるんだぜ」
「マジ!?」
「てかさあいつ、何気に教えるの上手くない?」
「わかるー。私、放課後に暗殺行った時、ついでに数学教わってさぁ。次のテストよかったもん」
「…ま、でもさ。所詮俺らE組だしな」
「頑張っても仕方ないけど」
そう
タコ型の超生物で暗殺のターゲットなのに、あの先生は何故か普通に先生をしている
私たちも同じで即席の殺し屋であるのを除けば普通の生徒だ
…けど、私たちE組は少しだけ普通とは違う
それは「E組」というクラスのせいである
進学校のレベルについていけなくなった脱落組、通称「エンドのE組」
毎日山の上の隔離校舎まで通わされている
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Lilly☆(プロフ) - 呪術廻戦も暗殺教室も地爆少年花子くんもマジで全部好きだからこの作品マジで神だと思いますッッ!!(ノンブレス)応援してます!長文失礼しましたッ! (1月21日 0時) (レス) id: 7ba1779775 (このIDを非表示/違反報告)
柚 - 作品はとても好きなんですけど、やっぱり花子君って地縛少年花子くんですよね、、、? (9月28日 22時) (レス) @page6 id: b29d77ae47 (このIDを非表示/違反報告)
ラオ - 凄く面白くて凄く大好きです。 (2022年3月16日 22時) (レス) @page50 id: 55fba24325 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 何故こんなにも面白いのに文句を言うのかがわからない。 (2021年4月15日 18時) (レス) id: 9677d4e8b3 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 35ページ 並んでくる とありますが、睨んでくる とかではないのでしょうか? (2021年2月5日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年1月10日 22時