3話 暗殺の時間 ページ12
数日が経った今日、荷物の中には学生にしては似つかわしくないモノがあった
それを乱暴にカバンの中に詰め込み、ネクタイを緩めにしておき、パーカーを羽織ってフードを被り、ブレザーを着て部屋を出る
ギシギシと床が軋む音を聞きながら、玄関に向かうと「麗音」と声をかけられた
「気をつけて行ってきなさい」
『行ってきます、おじいちゃん』
手渡されたお弁当を受け取り、ニカリと笑った祖父に挨拶をして引き戸を開ける
玄関から外までの少し長めの道、アプローチという道を歩いたあと、門を開けると「よ」と数日前、花子にボコボコにされた奴が立っていた
『…は?』
「俺は五条悟。お前の護衛を任された奴だ」
名乗ってなかったよな。と言われても、サングラスで190超えてそうな男に名乗られてもだが…
「この間はどうも。よくも俺の顔面殴って蹴ってくれたな」
『…………』
青筋立ってらっしゃるよ…どうするよ
うーん、そうだね。ここは逃げるが1番だと思うよね
「あれ?」
『!』
「あ?」
「麗音?」
(グッドタイミング、渚!!)
心の中でガッツポーズを取り、渚の方へ走るとパシッと手を取ってそのまま走る
「ちょーーっ!?」
『ダーーーーッシュ!!!』
「はっ、はやっ!」
風のように突っ切り、椚ヶ丘行きの電車に飛び乗った
ゼェハァと2人肩で息をしながら座席に座り込むと、「な、なんなの…」と言われた
『い、いきなり…家のまッ、前でっ…』
「落ち着いて…」
『いきなり家の前で出待ちされていきなりキレられた』
「絶対麗音がなんかしたよね?」
『セクハラされて正当防衛に殴ったらちょっとキレられた』
「殴らないで」
持っていた水筒の水を飲み込み、疲れた体を潤した
「今日
『嫌なら辞めたらいいじゃん』
「うーん…あはは」
『まあ、辞めれる理由あっても無理だろうね』
「…うん」
荷物に似つかわしくないモノを手に取り、山道を歩いて行く
銃とナイフを持って
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Lilly☆(プロフ) - 呪術廻戦も暗殺教室も地爆少年花子くんもマジで全部好きだからこの作品マジで神だと思いますッッ!!(ノンブレス)応援してます!長文失礼しましたッ! (1月21日 0時) (レス) id: 7ba1779775 (このIDを非表示/違反報告)
柚 - 作品はとても好きなんですけど、やっぱり花子君って地縛少年花子くんですよね、、、? (9月28日 22時) (レス) @page6 id: b29d77ae47 (このIDを非表示/違反報告)
ラオ - 凄く面白くて凄く大好きです。 (2022年3月16日 22時) (レス) @page50 id: 55fba24325 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 何故こんなにも面白いのに文句を言うのかがわからない。 (2021年4月15日 18時) (レス) id: 9677d4e8b3 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 35ページ 並んでくる とありますが、睨んでくる とかではないのでしょうか? (2021年2月5日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年1月10日 22時