殺し屋最恐と呪術師最強

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「てか、お前発育良すぎじゃね？
でっけぇよな、何カップ？触ったらわかるかな？」

『……………………………………………』

「うわ、柔らかっ。マシュマロじゃん、手沈む」









黙って聞いてりゃこのセクハラ野郎…殺す






裏拳で相手の顔面殴りつけてさらに蹴り上げる
そのまま放って花子と共に先に行ったカルマの元へ向かう









「あれ、さっきの奴は？」

「“ノックダウン！KO〜！”」

「あらら…」

『学校、行く、から！』

「はいはい」

「“じゃーねー”」

「気をつけてね〜」









椚ヶ丘駅で降りて少し歩いて学校へ向かう
まだ登校時間帯だから生徒もまばら









「陽伊羅銀」

『…浅野』

「この時間帯に登校、遅いな」

『ああ、不審者に襲われた』

「は？え、何されたんだ？」

『…胸触られた、揉まれた』

「………………警察に通報した方が」

『いや、ボコった』

「………………停学処分じゃすまないぞ」

『いや、顔がタイプとか発育いいかと、言われて黙ってられると思う？
お前、変な男に絡まれて胸やケツ触られるのとおんなじだからな』

「何で僕でそんな例えをするんだ。やめろ、想像してしまうだろ」

(想像するんだ…)









浅野からそんな言葉聞きたくなかったよ
うん、お前はそのままが1番だよな









「そうだ、君が何でE組に落ちたのか聞いていない」

『素行不良だよね。大抵そんな感じだろ。だって私、成績優秀だし？』

「くっ…!! キミが僕と同じ土俵に立てること自体が腹立たしい…!!」

『言っとくけど、お前1回も私のこと抜いたことあったか？』

「ないな」

『なら無理じゃね？』

「今年最後だ。必ず抜く」

『あ、うん』









カツカツと歩いていく浅野を見送り、頭をガシガシとかいたあと、そのままE組への旧校舎へと続く山道を歩いていく



急斜面すぎんか？









「“ねえねえ、麗音”」

『ん？』

「“なんで月が三日月なの？満ち欠けで言ったら今日は満月だよ？”」

『…ハハハッ、月が7割型蒸発したってニュース知んないの？』

「“ニュース？”」

『そ、ニュース』

「“んー、俺テレビ見ないからな〜”」

(昨日、大喜利のテレビ見て爆笑してたじゃん)

3話 暗殺の時間→←2話 セクハラの時間

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