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1話 特級の時間 ページ7

「花子くーーん」

「どこー?」

「“ばあっ!”」

「あー、花子くん!」

「見つけた〜!」

「“あ、かくれんぼしてたんだった”」

「「次、花子くんの番ねー!」」

「“はーい!”」









庭先から楽しく遊んでいる声が聞こえてきて、こちらも台所でお菓子作りに励む
シュガードーナツ食べたいと言っていた花子はすでに怪我も癒えており、今は3人の相手をしてくれている









ちなみに、花子との出会いは2年前
女子トイレで噂されていた「トイレの花子さん」でのことだ


本校舎の数人の女子が「トイレの花子さん」遊びをしてガチで出たと涙ながらに教室に流れ込んできたのだ
その時の姿はまさに笑えるもんだったよね








で、一応まァそれが本物かどうかを確認するために私も花子さん遊びをすると、マジで現れた
それが我が家にいる花子である









トイレに住み着いていた花子は、みんなの願いを抱える代わりに何かを代償にすることを条件にするらしい
それから何度か花子と交流していくと、「トイレから出てみたい」と言い出した





元々椚ヶ丘に住み着いていたので、学内は普通に歩き回れるけど、学外は無理だとか








外に出るために花子と「契約」をし、花子を晴れて自由にさせることができたのである









「「お姉ちゃん!」」

「“ドーナツまだ?”」

『果てしなく自由に生きるのやめて頂いてよろしいですか?』









こいつらの自由気ままな生き方はもう慣れたけど、本当にこう言うところは直してくれ









『揚げたてだし、まだ冷めてないからもうちょっと待って』

「「えーーーー」」

「“食べたい食べたい〜”」

『お前ホント何?』









身をくねらせている花子は、「“特級呪霊でーす”」と笑いながらドーナツに手を伸ばし始める









『火傷しても知らないからね』

「“ドーナツっ、ドーナツっ”」

「悠も食べる!」

「耀も、耀もー!」

『はいはい、わかったわかった』









両サイドからスカートを引っ張ってくる悠と耀に小さいクッキーを口の中に入れると、「「おいひー!」」と頬を押さえる2人









「“あ、俺も〜!”」

『はいはい』









…こう言う時間が1番楽しい

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設定タグ:暗殺教室 , 呪術廻戦 , 五条悟
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Lilly☆(プロフ) - 呪術廻戦も暗殺教室も地爆少年花子くんもマジで全部好きだからこの作品マジで神だと思いますッッ!!(ノンブレス)応援してます!長文失礼しましたッ! (1月21日 0時) (レス) id: 7ba1779775 (このIDを非表示/違反報告)
- 作品はとても好きなんですけど、やっぱり花子君って地縛少年花子くんですよね、、、? (9月28日 22時) (レス) @page6 id: b29d77ae47 (このIDを非表示/違反報告)
ラオ - 凄く面白くて凄く大好きです。 (2022年3月16日 22時) (レス) @page50 id: 55fba24325 (このIDを非表示/違反報告)
- 何故こんなにも面白いのに文句を言うのかがわからない。 (2021年4月15日 18時) (レス) id: 9677d4e8b3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 35ページ 並んでくる とありますが、睨んでくる とかではないのでしょうか? (2021年2月5日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年1月10日 22時

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