0-3 ページ5
『花子〜……あれ?』
「花子くんなら、お散歩に出たよ?」
「お外行くって言ってふわふわ行っちゃった」
『あのバカ。自分が特級だって忘れてんのか?』
呪術師に見つかれば即アウトだぞ…
仕方ない、早めに迎えに行って帰ってくるか
「お姉ちゃん?」
「花子くん、迎えに行くの?」
「私も行く!」
『だーめ、おとなしくお留守番です』
3人「えーーーー」
『帰ってきたら花子に遊んでもらおうね』
3人「うん!」
3人の遊び部屋を出て、帽子に髪の毛全てを押し込み、体格がわからないように大きめのパーカーに着替えて外に出る
(花子の奴、どこ行ったんだ?)
あいつが行きそうなのは学校のトイレぐらいだろうけど、他にも行ってみたいって言ってよくフラフラ行き始めるからな…
「“うがっ…!”」
『!』
通り過ぎた路地裏から聞こえてきたのは、毎日聞いている花子の声
様子を伺うために少し見てみれば、呪術師らしき人間と花子がいた
ズタボロの花子に「拍子抜けだな」と言って、花子を祓おうとしている
『花子!!!』
「“!”」
「あ?」
『白杖代!』
「あ、おい!」
花子のそばを必ず浮遊している白い魂に触れると、白杖代はふんわりと私の胸元に張り付く
『花子、動ける?』
「“あー…無理であります”」
『だよね。そんだけボロボロじゃ』
「お前は…」
『ごめんね、呪術師。この子は私の友達なの。だから…………』
「!」
『
「“ヒューヒュー!”」
『あんたもうちょっとボロボロらしく、動けないフリしたら!?』
悪ノリしている花子に私が鋭く突っ込むと、「“前!”」と花子が慌てたように言う
『花子!』
「“っ……”」
(特級が人間を庇った…?そんなことあるわけが)
「“麗音を、傷つけるのは許せないな”」
『花子!』
「“およ?”」と言いながらされるがままの花子を抱えて、排水管のパイプに足をかけてそのまま上へ上がる
「“おぉ〜!”」
『追ってきてる?』
「“んとね…”」
「待てやーーーッ」
「“うん、ものすごい顔で追っかけてきてる”」
『執着すげぇ』
353人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Lilly☆(プロフ) - 呪術廻戦も暗殺教室も地爆少年花子くんもマジで全部好きだからこの作品マジで神だと思いますッッ!!(ノンブレス)応援してます!長文失礼しましたッ! (1月21日 0時) (レス) id: 7ba1779775 (このIDを非表示/違反報告)
柚 - 作品はとても好きなんですけど、やっぱり花子君って地縛少年花子くんですよね、、、? (9月28日 22時) (レス) @page6 id: b29d77ae47 (このIDを非表示/違反報告)
ラオ - 凄く面白くて凄く大好きです。 (2022年3月16日 22時) (レス) @page50 id: 55fba24325 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 何故こんなにも面白いのに文句を言うのかがわからない。 (2021年4月15日 18時) (レス) id: 9677d4e8b3 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 35ページ 並んでくる とありますが、睨んでくる とかではないのでしょうか? (2021年2月5日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年1月10日 22時