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ー昼休みー






お昼休み、五条悟が投げ渡してきた箱のリボンを解いた

中身がどんなものなのか確認するために開けると、「うわっ!」と後ろから中村ちゃんが覗いてきた









「めちゃくちゃ高級チョコレートじゃん!! どうしたのさ、これ!」

『え、今朝投げ渡されて…』

「投げ渡された!? 一箱1万するのに!!!」

『はあ!!?』









ガタンと席を立ち、机の上におかれた箱を見つめる
え、このサイズで?4つのチョコレートがあるだけで1万?









「あれ、食べないの?」

『返す、これ食べない』

「え、ちょうだい」

『ダメ』

「えー…」









箱を被せてリボンを元に戻して後で返すために机の中に直した
絶対食べない、もう絶対もらわない









「あ、麗音」

『?』

「殺せんせー見た?」

『え、見てないけど…。ああ、英語の?』

「うん。今日までだから」

『探しに行こっか』

「え、いいの?」

『いーからいーから』









中村ちゃんからの期待の眼差しから逃げるように渚の背中を押しながら廊下に出る
先生、どこに行ったんだろうか









「あ」

『?』

「いた。杉野と一緒だ」

『…なんの話してるんだろ』

「まさか、昨日の暗殺を根に持って絡んでたら…」

『……………』









心配になって渚と小走りになって外に出ると、必要以上に絡まれている杉野がいた
しかも、触手に絡まれているではないか









「何してんだよ、殺せんせー!! 生徒に危害加えないって契約じゃなかったの!?」









渚が慌てて駆け寄りながらそう言うと、先生は「杉野くん」と話を聞かずにそのままの体勢で杉野に声をかけた









「昨日見せたクセのある投球フォーム、メジャーに行った有田投手を真似ていますね」

「…!!」

「でもね、触手は正直です」









ドサリと杉野を下ろした先生は、どれだけ真似ても彼のような豪速球は出さないと言う
杉野の夢を潰すかのような発言に、渚は顔色を変えた









「なんで、なんで先生にそんな断言できるんだよっ…!」

「昨日本人に確かめて来ました」

((確かめたんならしょうがない!!))

「……」

「その状態でサイン頼んだの!? そりゃ怒るよ!!」

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設定タグ:暗殺教室 , 呪術廻戦 , 五条悟
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Lilly☆(プロフ) - 呪術廻戦も暗殺教室も地爆少年花子くんもマジで全部好きだからこの作品マジで神だと思いますッッ!!(ノンブレス)応援してます!長文失礼しましたッ! (1月21日 0時) (レス) id: 7ba1779775 (このIDを非表示/違反報告)
- 作品はとても好きなんですけど、やっぱり花子君って地縛少年花子くんですよね、、、? (9月28日 22時) (レス) @page6 id: b29d77ae47 (このIDを非表示/違反報告)
ラオ - 凄く面白くて凄く大好きです。 (2022年3月16日 22時) (レス) @page50 id: 55fba24325 (このIDを非表示/違反報告)
- 何故こんなにも面白いのに文句を言うのかがわからない。 (2021年4月15日 18時) (レス) id: 9677d4e8b3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 35ページ 並んでくる とありますが、睨んでくる とかではないのでしょうか? (2021年2月5日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年1月10日 22時

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