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電話の向こうの人間に、小エビちゃんは『もー』とクスクス笑いながら話している
見たことない小エビちゃんの、無垢な笑顔
《…………心蘭ちゃん》
『…？』
《いつでも、帰ってきなさいね》
『！』
《お兄ちゃん、いつでも待ってるから…いつでも帰ってきておいで》
『………ゔんっ』
《あ、でももうなるべく早く帰ってきてくれるとお兄ちゃん嬉しいかな？
悠人君に、これ以上小言としごきを受けたくないんで》
《ヒロ、そろそろその口にカロリーメイトぶっこむよ》
《お前ホント物騒ね!!》
『ふふっ…』
泣き虫弱虫、それでいて誰よりも強くあろうとする小エビちゃん
ねぇえ、小エビちゃん
弱いところも、泣き虫なところも、オレは小エビちゃんが好き
だからその無垢な笑顔を
オレにも向けてよ
《はぁ〜い!! 心蘭っちゃんっ!! 元気しとった〜？》
「…は？」
『タマ君！』
《はああぁ………せっかく東京来たのに、心蘭ちゃんがおらんなんて、俺ホンマ悲しいわ〜》
《練習試合申し込んできたのはそっちだろ》
《心蘭ちゃんおらんからって、自己管理怠った自分に言われとーないわ》
《おい、タマ…さっさと代われ》
《あ！》
あんぐりと口を開けた小エビちゃんは、『あ、あのっ！』と、食い気味に電話の向こうの人間に話しかけている
『シマ君…』
《ん？》
『シマ君、今東京にいるんですか？』
《おるよ。雛羽高校との練習試合来とるから
心蘭ちゃんは？今何しとんの？》
『留学、ですっ！シマ君、今度いつ東京に来ますか!?』
《…イーハイ終わったあたりにまた練習試合に来るかもなぁ……
なんかあんの？》
『今度、一緒に東京で遊びましょうっ！』
《俺は、俺は!?》
《お前、うるさい》
キラキラとした目で興奮しながら言う小エビちゃん
《別にええよ。心蘭ちゃんと出かけたいと思ってたからな》
『本当!?』
《ダメ！絶対ダメ!! 俺の可愛い妹に変なことする!!》
《タマと違うてそんなんせーへん》
《信用できない!!》
「大翔さん、相変わらずだね…」
『恥ずかしいよ、ヒロ君』
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雪華 - 好きなポケモンは何ですか?私はイーブイとワンパチとユキメノコとヒトモシとピカチュウです。 (2020年10月7日 17時) (
レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2020年10月7日 17時) (レス) id: dba8a79b51 (このIDを非表示/違反報告)
音符(プロフ) - むっちゃ好きです！続き楽しみにしてます！！ (2020年9月26日 20時) (レス) id: 27532e9d38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年9月21日 0時
