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「とにかく、よく泣くしよく笑うし、よく怯えてる」
「なにそれ、そのまんまじゃん」
「そのままなんだよ、アイツは」
「「？」」
「成長する過程で必要なものをいくつか拾い忘れた…可哀想な人間だよ」
浅野が目を伏せながらそう言い、フロイド先輩は「ふぅん」と興味なさげに声をあげた
「つーか、小エビちゃんってぇ、なんで手ぇあげただけでびびんの？」
「えっ…」
「手を、あげた…!?」
「？」
「アイツの前で、手を上げたのか？」
「ちょっと話聞こうとしたら、ビビったんだけど」
「…………これは」
「はぁ……先が思いやられるな」
頭を抱えた浅野は、「あの人がいなくてよかったな」と、心底ほっとした顔になった
実際、俺もそうだ
「あの人ほど、怖い人はいないもんな」
「誰のことですか？」
「あー…心蘭のお兄さんなんですけど」
「意地が悪くて、からかいがうまいんですよ…
僕も何度か手駒にされました」
「ほぅ？」
「それはそれは………会ってみたいですね」
「いや…それは、やめておいた方がいいと……」
アイツの兄貴、クセ強いからな…
「ぶえっっっくしょんっっっ！」
「うわ…ヒロ、風邪？」
「んなわけねぇだろ……」
「心蘭が遠征に行って長いから、食生活のこと言われても知らないからね」
「俺はちゃんと毎日飯は食ってます〜」
「はぁ…。サボってたら怒られるのは俺なんだからね」
「へいへい」
「監督生さんのお兄さんはどのような方ですか？
彼女は「意地悪な人」と言っていましたが」
「その名の通り、意地が悪いですよ
バレーに関しては天才ですが」
「心蘭もバレーやりたいって言ってたけど、体力ないからマネージャーなんですよ」
進学した先は確か、お兄さんのいる学校だったはず
そりゃ、知らない奴がいる学校より兄貴のいる学校の方が幾分か安心はできるだろうけどな
「磯貝〜」
「ん？」
『タンポポ！もらってきた!!』
「タンポポって…まあ、食用としていけるけど…大量だな」
頭にまでタンポポをくっつけている心蘭に「なにしてんだよ」と笑いながらタンポポの花をとった
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雪華 - 好きなポケモンは何ですか?私はイーブイとワンパチとユキメノコとヒトモシとピカチュウです。 (2020年10月7日 17時) (
レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2020年10月7日 17時) (レス) id: dba8a79b51 (このIDを非表示/違反報告)
音符(プロフ) - むっちゃ好きです！続き楽しみにしてます！！ (2020年9月26日 20時) (レス) id: 27532e9d38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年9月21日 0時
