2話 楽しい？ ページ13
小エビちゃんが毎日毎日、カニちゃんとサバちゃんとアザラシちゃんと一緒にいるのは、見慣れたこと
オレはいつも通り、ジェイドやアズールと一緒にいるだけ
それとおんなじこと
なのに、小エビちゃんがサバちゃん達といるのはなんだか気にくわない
最初に会ったのはいつだっけ
マジフトでスパイごっこしてたから、ジェイドと追っかけて
その次は、期末テストでイソギンチャクを解放しろだとか言ってたっけ
弱いくせに、泣き虫なくせに、力入れたら折れそうな体つきなのに
なのに、歯向かってくる
気に食わなかった
けど、ラッコちゃんの時に話してみてよくわかった
小エビちゃんは怖がりですぐに泣く子で、聞けばちゃんと答えてくれる
たまに怖がらせて隠れちゃうことはあるけど、慣れればちゃんと受け答えできるぐらいにはなる
『もー、グリム』
「！」
『危ないよ、落ちちゃう』
「落ちねーんだゾ」
二足歩行で橋渡りをするように歩いているアザラシちゃんに、『危ないよ！』と再度また注意する小エビちゃん
脅かしに行こうと、一歩踏み出すとアザラシちゃんが「ふな"っ!?」と、足を滑らせて落ちていく
「あーあ」
一瞬でアザラシちゃんがいなくなり、「グリム!?」とカニちゃんやサバちゃんが体を乗り出してまで下を見ている
「やべーって！」
「グリム、魔法使え！」
マジカルペンを持った2人が浮遊の魔法を使うけど、届かないらしい
仕方ないからと、マジカルペンを持ったとき
『どいて!!』
「は…」
「か…監督生!?」
足を引っ掛けてそのまま下に落ちていく小エビちゃんに驚き、ドタバタとカニちゃん達の近くまで走り寄った
「小エビちゃん!!」
「え、フロイド先輩!?」
「おい、監督生!!」
ふな"〜〜〜〜と落ちていくアザラシちゃんをキャッチした小エビちゃんは、『しっかりつかまってて！』と、震えた大きな声が響いた
壁に足をかけてトントンと、降りていく小エビちゃんは優しくふんわりと地面に降り立った
「「か、監督生〜〜〜〜っ！」」
地面に座り込んだ小エビちゃんは、『ご、ごわがった〜〜〜〜』と、泣き叫びながらアザラシちゃんを抱きしめていた
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雪華 - 好きなポケモンは何ですか?私はイーブイとワンパチとユキメノコとヒトモシとピカチュウです。 (2020年10月7日 17時) (
レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2020年10月7日 17時) (レス) id: dba8a79b51 (このIDを非表示/違反報告)
音符(プロフ) - むっちゃ好きです！続き楽しみにしてます！！ (2020年9月26日 20時) (レス) id: 27532e9d38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年9月21日 0時
