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7-2 ページ28

「あ、あああ、あの!」

『?』









昼休み、自販機でリンゴ煮オレを買っているとさっきぶつかった谷地という女の子が立っていた









「あ、あの!か、影山君のこと、なんですが!!」

『…………………?』









ガコンッ









「あ、ありがとうございます、であります」

(あります?)









独特な言葉を言うこの子は谷地仁花と言い、5組の子で進学クラスのはず









「あ、あの…影山君がえっと…」

『………坂城透留』

「坂城さんって、影山君のこと…嫌い、なの?」

『…………………………嫌いっていうか…入学早々にあのテンションで話しかけてきて、毎日飽きずに声をかけてくる人を好きになる?』

「それはちょっと辛い」









リンゴ煮オレを口の中に流し込むと、「ってことは」と谷地ちゃんがキラキラとした目で見てくる









「それさえなければ、影山君と友達になれるね!!」

『(ゴフッ』









ボタボタと口からリンゴ煮オレを吐き出すと、「だだだ、大丈夫!?」と心配され、『大丈夫…』と小さく返し、腕で口元を拭った









『いや、それさえなければっていう問題じゃなくて…テンションがどうとかの問題であって……………………』

「で、でも!影山君、練習中もずっと坂城さんのこと考えてるみたい、だよ?
日向に言われたりしたら、いつも話してるし」

『…………………………………部活中にバレー以外のこと考えてるのって、普通なの?』

「日向は頭おかしくなったって言ってたよ」









…もう嫌なんだけど









「透留〜!谷地さーん!」

『翔陽』

(翔陽!? 日向のこと、名前呼びなのに影山君は名字呼び!?)

「何やってんの?」

「坂城さんと影山君のこと話してて!
ほら、連絡先交換したいって言ってたし」

(そのために谷地ちゃんも動いてたんかい)









どこまで欲しいんだか…









「そうそう!透留、なんでそんなに嫌なの?」

『嫌ではない。ただ、ああも毎朝毎時間毎日も言われ続けたら…メールとかもうるさい』

「……透留、顔、顔」









眉間にシワを寄せ、リンゴ煮オレをジューーーと飲み干し、ゴミ箱に投げ飛ばした

7-3→←7話 遠慮の時間



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お稲荷大好き(プロフ) - いやぁーいっすねー!夢主ちゃんの性格ドストライクですわ、、もちろんストーリーもですよ?      これから勝手に更新楽しみにさせていただきます!頑張ってください! (2020年8月5日 23時) (レス) id: 81eca2f435 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2020年8月5日 19時

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