9-2 ページ27
ギュルルルルルル
カルマ「!?」
と、いきなりタコを持っていた殺せんせーの触手がドリルのように音を立てて動き出した
殺せんせーは教室を一瞬出てまた戻ってきた
手にはミサイルや紙袋があった
殺「見せてあげましょう、カルマ君。このドリル触手の威力と、自衛隊から奪っておいたミサイルの火力を
ドリュドリュ
『タコと火…作れる食べ物と言えば…大阪名物のアレよね』
大阪に行けば必ず服部に食べさせられるある物
音風は頬に手をつきそれを黙って見ていた
殺「先生は、暗殺者を決しては無事では帰さない」
カルマ「!!あッつ!!」
カルマの口には大きなたこ焼きがあった
出来立てなのでとても熱い
殺「その顔色では、朝食を食べていないでしょう
まっはでたこ焼きを作りました。これを食べれば健康優良児に近づけますね」
カルマ「……」
口元を腕で覆いカルマは殺せんせーを警戒した
殺「先生はね、カルマ君。手入れをするのです、錆びて鈍った暗殺者の刃を
今日一日本気で殺しに来るがいい、その度に先生は君を手入れする」
カルマ「……!!」
殺「放課後までに、君の心と身体をピカピカに磨いてあげよう」
こうして、カルマ対殺せんせーの対決が始まったのだった
ー1時間目・数学ー
殺「どうしてものの数字が余ってしまう!そんな割り切れないお悩みを持つあなた!!でも大丈夫、ピッタリの方法を用意しました!!黒板に書くので皆で一緒に解いてみましょう」
カシカシとチョークで解き方を説明しながら書いていく殺せんせーに、音風はノートを取りつつカルマの方を見た
すると、ゆっくりと銃を出し構えようとしたが
『わっ…』
殺せんせーの触手がカルマの手に絡まっていた
殺「……と、なります。ああ、カルマ君。銃を抜いて撃つまでが遅すぎますよ
暇だったのでネイルアートを入れときました」
カルマ「……!!」
カルマの手にはネイルアートがキラキラとしていた
音風は『手厚いこと』とシャーペンをクルクルと回した
ー4時間目・家庭科ー
殺「不破さんの班はできましたか?」
不破「…うーん、どうだろ。なんか味がトゲトゲしてんだよね」
『え、ホント?ちょっといい?』
不破「うん」
隣の班の不破の鍋にスプーンを指し、一口もらうと、音風は『うーん』と悩んだ
カルマ「へぇ、じゃあ作り直したら?1回捨ててさ(ドンッ」
『!!』
鍋が目の前でひっくり返った
音風は熱い鍋の中身を被った
148人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年11月25日 20時