検索窓
今日:23 hit、昨日:4 hit、合計:143,825 hit

9-2 ページ27

ギュルルルルルル

カルマ「!?」

と、いきなりタコを持っていた殺せんせーの触手がドリルのように音を立てて動き出した
殺せんせーは教室を一瞬出てまた戻ってきた
手にはミサイルや紙袋があった

殺「見せてあげましょう、カルマ君。このドリル触手の威力と、自衛隊から奪っておいたミサイルの火力を

ドリュドリュ

『タコと火…作れる食べ物と言えば…大阪名物のアレよね』

大阪に行けば必ず服部に食べさせられるある物
音風は頬に手をつきそれを黙って見ていた

殺「先生は、暗殺者を決しては無事では帰さない」

カルマ「!!あッつ!!」

カルマの口には大きなたこ焼きがあった
出来立てなのでとても熱い

殺「その顔色では、朝食を食べていないでしょう
まっはでたこ焼きを作りました。これを食べれば健康優良児に近づけますね」

カルマ「……」

口元を腕で覆いカルマは殺せんせーを警戒した

殺「先生はね、カルマ君。手入れをするのです、錆びて鈍った暗殺者の刃を
今日一日本気で殺しに来るがいい、その度に先生は君を手入れする」

カルマ「……!!」

殺「放課後までに、君の心と身体をピカピカに磨いてあげよう」

こうして、カルマ対殺せんせーの対決が始まったのだった

ー1時間目・数学ー

殺「どうしてものの数字が余ってしまう!そんな割り切れないお悩みを持つあなた!!でも大丈夫、ピッタリの方法を用意しました!!黒板に書くので皆で一緒に解いてみましょう」

カシカシとチョークで解き方を説明しながら書いていく殺せんせーに、音風はノートを取りつつカルマの方を見た

すると、ゆっくりと銃を出し構えようとしたが

『わっ…』

殺せんせーの触手がカルマの手に絡まっていた

殺「……と、なります。ああ、カルマ君。銃を抜いて撃つまでが遅すぎますよ
暇だったのでネイルアートを入れときました」

カルマ「……!!」

カルマの手にはネイルアートがキラキラとしていた
音風は『手厚いこと』とシャーペンをクルクルと回した


ー4時間目・家庭科ー

殺「不破さんの班はできましたか?」

不破「…うーん、どうだろ。なんか味がトゲトゲしてんだよね」

『え、ホント?ちょっといい?』

不破「うん」

隣の班の不破の鍋にスプーンを指し、一口もらうと、音風は『うーん』と悩んだ

カルマ「へぇ、じゃあ作り直したら?1回捨ててさ(ドンッ」

『!!』

鍋が目の前でひっくり返った
音風は熱い鍋の中身を被った

9-3→←9話 今日一日



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
148人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年11月25日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。