元殺し屋はヒーローになる28 (ページ49)

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制作未定作品ページ49

あくまで、案です

『はい？』

「なんでも、このエンターテイメント6人組に対する脅迫状が届いたんだって」

『へー。私には関係なくね？そういう人たち全く知らないんだけど』

「でも…先方が青子さんご指名で」

『なんでだよ』

突然舞い込む依頼

『夜神月青子です。初めまして。今日から皆さんの護衛をすることになりました。ヒーロー名はレモントです。青子でもレモントでも、お好きにお呼びください』

6人のメンバーとは

「まず、青子ちゃんって俺らのこと知ってたの？」

『いや、全く知りません。ってか、今のルーキーヒーロー以外ホントに知りません』

「青子さん、アイドルとかエンターテイメントグループとか、本当に知らないんです…ヒーロー・オールマイトぐらいしか知らないです」

『失礼じゃね？エッジショットぐらい知ってるわ。あとはシンリンカムイとかも知ってるし、セルキーさんとか』

「マイナーだ」

「なんで俺らのこと知らんねん」

「まぁまぁ」

「これを機に僕たちのアルバム聞いてくださいよ」

『機会があれば〜』

「絶対に聞かないやつ〜」

はちゃめちゃやってるおバカライフ

「な、なに!?」

『ライブ会場爆破とかやってんね〜。でもまぁ、こいつらも腐ってもエンターテイメント…晴れ舞台を潰すのはいけないんじゃない？』

脅迫状を出した犯人とは…

『あ、待って。こんだけ付き合い長いけど、グループ名知らなかった』

「「え!?」」

『ヒーローが人を助ける、人を笑顔にする。それは戦って結果として見れるもの
だけどキミ達がしてることは、歌を歌って人に元気を与えて笑顔にする。ヒーローとエンターテイメント、違うようで根本はおんなじなんだよね』

「……………」

『別に悩む必要ないんじゃない？人には自分にしかできないことがある。私はヒーローとして戦ってるけど、キミはエンターテイメントとして人々を笑顔にしてる
キミがしてることを私はできないし、私がしてることをキミはできない。人には自分にしかできないなにかがある
それがキミにとって、エンターテイメントなんじゃない？』

彼女の背中は逞しい

『キミらのグループ名、なに？』

「すとろべりーぷりんす。略してすとぷり！」

次回！元殺し屋はヒーローになる大人編！

「すとぷり？エンターテイメントに届く脅迫状！」

『こんだけ言ってるけど、出さないかもね』