元殺し屋はヒーローになる13 (ページ43)

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真幌の連絡を受けてこっちきてみたはいいけど、あの2人いったいどこに…

「みんなに伝えなきゃ………!? 圏外!?」

『やっぱり…』

「え、青子さん」

『電話が切れたってことは、基地局がやられたってこと』

「そんな…!!」

人もいない静けさが充満するこの漁港に、真幌と活真はいない

事故であれば漁港の人たちがなんらかの対応をしているはずなのに、ここには誰もいない

つまり

『敵がこの島に来てる』

「！」

『さっき私が連絡した通りに動いていれば、対応はしてくれてるはず。なら今は…』

「真幌ちゃんの無事を確かめる、だね!!」

『そーゆうこと。真幌の家は…』

真幌と活真を家に送ったあの時の道筋を脳裏に浮かび上がらせる

『緑谷、こっち!!』

磯貝side

迫ってくるミイラたちを相手に峰田たちは必死に応戦していたが、ジリジリと村役場の前まで後退させられる

「おい、磯貝!! どーすんだよ！これ以上後ろに下がらされたら…！」

「逃げてきた人もあの中にいる…!! 絶対ここ通すわけにはいかないぞ…！」

怯えきって逃げてきた島民の人たちは、後ろにある村役場の中に隠れている

「も、もう………お腹、限界………」

「オイラの頭皮も限界だぁ……！」

キャパオーバー寸前の2人にミイラが襲った

「峰田!!」

「青山!!」

前原と杉野が叫んだ時、ミイラが爆散した

「ザコに手こずりすぎなんだよ。………このモブども！」

「爆豪!!」

爆豪の後ろでは切島が硬化した体で襲いかかるミイラを吹っ飛ばしていた

「オラ！烈怒頼雄斗、参上!!」

「同じく、チャージズマ参上！」

上鳴が帯電で看板裏にくっついているポインターとの間に入ってきたミイラに向かい放電する

「……仲間か……」

「皆さん!!」

「ヤオモモ!!」

八百万、芦戸、耳郎がやってきて島民の避難を促してくれている

「徹甲弾(A・Pショット) 機関銃(オートカノン)!!」

ガラ空きの爆豪の背後を守ってミイラたちに殴りかかっていた切島の腕に、敵の包帯がからみついた