83話 新たなステージと進歩 ページ7
ー翌日ー
仮眠室に向かうとオールマイトがお茶を3人分いれていて、丸椅子に座って湯飲みを受け取り、お茶をすすった
「A組、ダンスホール的ライブ的出し物なんだって？
楽しそうじゃないか」
「はい。忙しくなりそうです
それも楽しみというか…！」
『本題に入らない？』
「あ…！うん！」
「で、そんな時に相談とは？
こうして話すのはずいぶんと久しぶりな気がするよ」
『だから本題に入れ』
パキッとヒビが入りそうになる湯飲みから手を離し、脚を組み本題を促した
「先のインターンで無理矢理ならば、20%まで自力で引き出せました
負荷が大きくて少しの間しか出せなかったけど、それでも勝てなかった。動きを予測されて
どころか…エリちゃんがいてくれなかったらすぐ動けなくなって、やられてた
遠距離攻撃に対して何もできませんでした…。考えてみたけれど…100%を使いこなせない現状でどう戦えばよかったのか…答えが見つからないんです」
『つまりは、どん詰まりってわけか』
「うん…」
パリッと煎餅を口に含み、『私から言えるのは一言だけ』と、緑谷を見る
『緑谷も遠距離攻撃すればいい』
「くうっ。オールマイトみたいな天候変えちゃうような力、早く引き出したいよ僕だって…!!」
『グダグダうるさい。実践するから体操服に着替えてきて』
「えっ…」
「夜神月少女」
『緑谷のために色々と省みて考えてるんなら、とっとと始めますよ』
ガラッと開けて『さっさとする』と言い、仮眠室を後にする
「どうやら彼女も、彼女なりにキミのことを考えているようだね」
「本当に…僕にはもったいない友達です」
「そうだね。だが、彼女はキミだからこそ、こうして力を貸してくれるんだと思うよ」
「…はい！」
ー学校敷地内緑化地区ー
「ここで、20%を…!?」
『レッツフルカウル』
「棒読み…」
「でもさっき言ったように、20%で動くと体が軋んですぐ動けなくなるんだよ
だから今は体作りに努めてる状態で」
『グダグダうるさい!!! いいからフルカウル!!!』
「はっ、はい!!」
バリッと電流が帯びていき、緑谷の体が軋んでいる音が聞こえる
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サッカーバカ(プロフ) - うさぎさん» ありがとうございます！ゆっくりですが、よろしくお願いします (2020年6月20日 21時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 続編おめでとうございます。今後も楽しみです。 (2020年6月20日 20時) (レス) id: 1ab5dd9ceb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年6月20日 11時
