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左目がやられて、満身創痍の炎司さんが映し出されて、スマホを取り落として画面に釘付けになった
敵わないなら退いて増援を待てばいいと思った
自分が1番わかっているはずなのに
オールマイトのようにはなれない
ゴパッと血を吐き、立ち上がる炎司さんやパニックになって逃げ惑う民衆の光景
これが、象徴の不在
「轟さん…！青子さん…！」
「テレビつけたら…エンデヴァーが！」
「轟…夜神月…。もう見てたか…！」
入ってきた先生に目もくれず、画面に映し出されたオジを見て、「ふざけんな」と焦凍と口をそろえた
《適当なこと言うなや!!
どこ見て喋りよっとやテレビ！あれ見ろや
まだ炎が上がっとるやろうが。見えとるやろうが!!
エンデヴァー生きて戦っとるやろうが!!
おらんモンのおっぽ引いて勝手に絶望すんなや！
今俺らのために体張っとる男は誰や!! 見ろや!!》
俺を見ていてくれって言ってたくせに
何倒れてんだよ
「親父…っ」
『炎司さん…っ』
2人「見てるぞ!!!」
見てるから、勝てよ
．
．
．
．
《立っています!! 勝利の、いえ!! 始まりのスタンディングですっ!!!》
力が抜けた
敵連合の荼毘が乱入してきたりと、なかなかのこともあったが、炎司さんは勝った
リカバリーガールのおかげで、なんとか一命を取り留めた
ーーーーー
ーーー
ー
2日後、外出届をわざわざ、わざわざだ
轟邸に帰ってきた
「おつかれ」
「…久しぶりだな」
そばを茹でてくれた冬美さんに感謝をしつつも、私は帰ってきた炎司さんを見ながらそばをすすった
「傷痕…ひでえな」
焦凍のその言葉を機に無言でそばを啜る音がさらに増える
「姉ちゃん、ごめん。やっぱり無理っぽい俺」
「なつ〜〜〜〜〜〜〜〜！」
食べ終わった夏雄さんが部屋を出て行こうとして、炎司さんは何かあるなら言えと言った
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サッカーバカ(プロフ) - うさぎさん» ありがとうございます！ゆっくりですが、よろしくお願いします (2020年6月20日 21時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 続編おめでとうございます。今後も楽しみです。 (2020年6月20日 20時) (レス) id: 1ab5dd9ceb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年6月20日 11時
