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「言えって…目ェ合わせたこともないくせに急によく言うね
俺さ、焦凍が蕎麦好きなんて初めて知ったし、青子が煮オレをよく飲むなんて初めて知ったよ
あんたが俺らと関わらせないようにしてたから」
「夏兄…」
『………………』
チュー、とイチゴ煮オレを飲みながら夏雄さんを見る
「お母さんも姉ちゃんも何故か許す流れなんだけどさ、俺の中じゃイカレ野郎絶賛後続中だよ
変わったようで全然変わってない
俺たちは放ったらかし、聞こえて来るお母さんの悲鳴、焦凍と青子の泣き声、燈矢兄のこともさ…No.1になって強敵倒したところで心から消えるはずがない
勝手に心変わりして！一方的により戻そうってか！
気持ち悪いぜ！そーゆーとこわかってんの!?」
「これから向き合い償うつもりだ」
「あっそ!!!」
ぴゃー。と部屋から出て行った夏雄さん
「あーもう。やっぱりだめかなぁ…
焦凍と青子ちゃんが雄英入って…お母さんに会うようになって…お父さんも歩み寄ってくれてさ、お母さん笑うようになって、うちも、うちだって“家族”になれるんだーーーーーーーーって…嬉しかったの、姉さんはぁ〜！焦凍〜〜〜〜！青子ちゃん〜〜〜〜！」
「姉さん」
『冬美さん』
少し涙ぐむ冬美さんにそばを食べながら、煮オレを飲みながら、向き直る
「夏兄があんな感情剥き出すところ、初めて見た」
『うん』
炎司さんを批判する人間もいる
でも、応援してくれる人は少しずつだけど増えている
「ヒーローとしての…エンデヴァーって奴は、凄かったよ。凄いやつだ」
『けど…夏雄さんの言った通りだと思うし、炎司さんが冷さんを虐めたこと………。正直言って、まだ許せてない
だから“親父”として、“オジ”として、これからどうなっていくのか焦凍も私も見たい』
「ちょっとしたきっかけが人を変えることもあるって、俺は知ってるから」
『…………………人は、簡単には変わらない
でも、きっかけがあるからこそ人は変われるって、私も知ってる』
ごちそうさん。とそばを食べ終え、冬美さんに帰ると伝えて轟邸を後にした
『人は変われる、か…』
私も頑張ろう
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サッカーバカ(プロフ) - うさぎさん» ありがとうございます！ゆっくりですが、よろしくお願いします (2020年6月20日 21時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 続編おめでとうございます。今後も楽しみです。 (2020年6月20日 20時) (レス) id: 1ab5dd9ceb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年6月20日 11時
