恋人になる条件

４日目−３ ページ13

有岡side


手の動きが早くなったり遅くなったり


全く予想のつかない手つきのせいで


益々、敏感になってしまう体


有岡「やぁっ、きもちっ、んぅっ」


「はは、さっきまで嫌がってたくせに」


「キモチイイなら、最後までいっちゃおうか？」


有岡「ふぇ、さいご、」


「声、抑えてね」


直後


急に手の動きが今まで以上に早くなり


男性特有の、あの感覚が浮かんでくる


有岡「ぁっ、やだ、だめっ、」


「ほら、俺の手の中に出しなよ」


有岡「やっ、いやだっ、っ、」


こんな、バスの中で


知らない男の手で…


「ほんと、変 態だね」


ビクンっ！


有岡「ぁっ、」


ガクガク…


目の前がチカチカしたと思えば


意識を失いそうになるくらいの快感に襲われた


男だから分かる


自分はコイツにイ かされたのだ


有岡「はぁっはぁっ、」


「いっぱい出たね｣


目の前に映し出されたのは


たった今、俺自身が出したであろう


真っ白な液


しっかり痴 漢男の手に出されている


「すっごくドロドロしてる」


有岡「っ、も、やだ｣


女の子とも経験がないのに


こんな最低な人に…


でもそれ以上に


痴 漢されて気持ちよくなってた自分が


いたのがショックで


まだ降りるはずのバス停じゃないけど


震える手でベルトを締め


鞄を持ち直し


男から逃げた


もう、嫌だ


会いたくない


俺は


変 態じゃないのに、

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