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逆上したトロールは再びうなり声を上げて1番近くにいたもはや逃げ場のないロンとAの方に向いた
Aの悲鳴を聞いたハリーは助走をつけてトロールに飛びつき腕をトロールの首根っこに巻き付けた
ハリーが飛びついた時杖は持ったままだった
──杖はトロールの鼻の穴を突き上げた
痛みに唸り声をあげながらトロールは棍棒をめちゃめちゃに振り回した
トロールはしがみついているハリーを振り払おうおもがき､今にも棍棒でハリーに強烈な一撃を食らわしそうだった
ハーマイオニーは恐ろしさのあまり床に座り込んでいる
「どうしよう！どうしよう！」
ロンは足をバタバタさせAは頭を抱えていた
「ウィンガーディアムレビオーサよ！つ、杖…！！」
Aは慌てるあまりローブからおとなしく杖が出ない
「僕がやる！」
そう言ったロンは自分の杖を取りだした
「ウィンガーディアム レビオーサ！」
突然棍棒がトロールの手から飛び出して空中を高く高く上がって､
ゆっくり一回転しながらボクッという嫌な音を立てて持ち主の頭に落ちた
トロールはドサッと言う音を立てそのばにうつぶせに伸びてしまった。倒れた衝撃が部屋中を揺すぶった
ハリーは震えながら立ち上がりロンはまだ杖を振り上げたまま突っ立って、自分のやったことをボーッと見ている。
Aも頭の整理が追いつかずただ呆然と立ち尽くしていた
ハーマイオニーがやっと口を聞いた
「これ…死んだの？」
「いや、ノックアウトされただけだと思う」
ハリーがトロールの鼻から杖を取り出した時、急にバタンという音がしてバタバタと足音を鳴らしながらマクゴナガル先生が飛び込んできた
そのすぐ後にスネイプとクィレルが駆けつけた
「いったい全体あなた方はどういうつもりなんですか」
マクゴナガル先生の声は冷静だが怒りに満ちていた
「殺されなかったのは運が良かった。寮にいるべきあなた方がどうしてここにいるんですか？」
その時暗がりから小さな声がした
「マクゴナガル先生。聞いてください──3人とも私を探しに来たんです」
「ミス・グレンジャー！」
ハーマイオニーはやっと立ち上がった
「私がトロールを探しに来たんです。私…私一人でやっつけれると思いました──あの、本を読んでトロールについては色んなことを知っていたので」
ハーマイオニーは真っ赤な嘘をついていた
「もし３人が私を見つけてくれなかったら、私、今頃死んでいました」
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てぃろ(プロフ) - 今まで見た作品の中でナンバーワンです♥応援してます (9月29日 2時) (
レス) @page50 id: 8ee66f076b (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ13で、「ニンバス2000」が「ニンバ2000」になっています。 (2023年2月21日 15時) (レス) @page13 id: ba491fb673 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - ありがとうございます！続き楽しみに待ってます！ニュートやテセウス、ティナも出てきて欲しいです(笑) (2022年8月14日 6時) (レス) @page50 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 続き楽しみにしています！ズーウーやピケット出してほしいです！(笑) (2022年6月5日 6時) (レス) @page10 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これすっごく面白いです！！ これからも無理のない範囲で頑張ってください！！ (2022年6月1日 18時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2022年5月28日 10時
