【HQ】高校バレー界の問題児とは

三十六話 ページ37

今回の開催場所、森然高校に到着し準備を始める。

そこで赤葦はなにかに気づく。


赤葦｢堤、そのリュックから飛び出しているの、なに。｣

『分かりませんか？水鉄砲ですよ水鉄砲！！お昼休憩いっつも時間余ってたんで、水鉄砲バトルでもしようかと思いまして…。』

赤葦｢そんなデカいので？｣



Aのリュックも合宿用なのでかなり大きいのだが、そこから30センチ程も飛び出している。

リュックの大きさからして、その水鉄砲は約1メートルくらいありそうだ。



『なにをそんなに驚いてるんですか？ほら、他の部員も持ってきてます。』


当たり前みたいに言うな。

確かに女バレの部員の荷物を見れば、Aまでとは言わないが、水鉄砲が飛び出している。

Aはともかく、まさか全部員が持ってきているとは…Aが強力すぎる問題児なだけで、意外に彼女たちもヤバいのかもしれない。

普通合宿にバカでかい水鉄砲なんて持ってこねぇだろ



『あ、赤葦さんには伝えてませんでしたからね。私ちゃんと持ってきてます！！』


どういうことだろうか。

周りを見渡す。



赤葦｢…木兎さん、それは？｣

木兎｢ん？水鉄砲だけど？もしかしてあかーし忘れた？堤が言ってたじゃん！！持って来いって。｣


木葉も、小見も、猿杙も、鷲尾も、尾長も、白福も、雀田も、女バレ全員も、木兎も。

背中に水鉄砲がささっている。

なんだろう、このアウェー感。
自分は間違っていないはずなのに。



『はい、どーぞ♡』

赤葦｢わっ…｣



グサリと、彼女の持っていた水鉄砲が背中にさされた。







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『まずこのスナイパーライフルです。それから短銃2丁。バケツも持ってきています。注射器もありますね。あっ、これこの前買ったイカのゲームのチャージャーとか言うやつです。あとはゴーグルと、ちゃんと勝負がつくように的も持ってきてます。』

木葉｢水鉄砲ガチ勢じゃねぇか…｣

『あっ、歯ブラシ忘れた。』

木葉｢大事なモン忘れてんじゃねぇよ！！｣

『後で買いに行くんで着いてきてください。』

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