二十三話 ページ24
｢起きろや堤！！！殴るよ！！！｣
｢いや先輩、もう殴ってる…｣
『あ、この人は…昨日の夜タラコ彼氏と中庭に出てきて、星が綺麗だね、お前も綺麗だよ、えっ…そう言えば今日の練習どうだった？、…ちゃんとこっち見ろ、いや無理無理無理、お前の目が見たい ダメか？、じゃあ キスしてくれる？、あぁ 好きだ かすみ、、、なーんて言ってお熱い夜を過ごした大塚キャプテンじゃないすか。』
｢な、な、なんでアンタが知ってんのよ！！！｣
『丸見えなんですよね。3階から。まぁさすがに申し訳ないと思ったんでその先は知りませんけど。』
｢つーつーみぃ！！！！｣
お腹に衝撃が走る。
まだ目の開かない時間帯、私は起こされる。
パチりと無理やり目を開けば見慣れない天井だったもので少しだけ焦ったが、そう言えば自分は今、野郎どもと合宿に来ているんだった。
忘れてしまったけれど、夢を見ていたような気がする。自分の過去の夢。
『お元気ですねぇ先輩方。まるで男に飢えたメスブタのようです。』
｢てめぇ…ぶっ殺す。｣
布団を勢いよくとられ、先輩たちが私の元に飛び込んでくる。このまま固まっていれば、押さえつけられて殴られるのは目に見えている。
避けて扉の方へと向かう。ラッキーなことに扉は空いていた。…女の子なのに、不用心すぎない？
追いかけてくる先輩たちを横目に廊下に出る。
そのまま食堂に行ってタラコ彼氏の視界に入る…はずだった。
『プリン頭の、パリピ系男子…』
｢痛い…｣
飛び出した先にはいつぞやかのプリン頭のパリピ系男子。思いっきり飛び出したため、彼を巻き込んで倒れてしまった。
くっそ、なんでこんなところに…。
黒尾｢おや、研磨に問題児娘じゃねぇか。朝からお盛んだねぇ。たまってんの？｣
『ターキーじゃん。ちょっと来いよ。』
おいでおいでとターキーを呼ぶ。
意外にも疑ったりはせずに、大人しくこちらへ歩いてきてくれた。
そこへ、私が今さっき出てきた扉が大きな音を立てて開いた。
｢堤殺す！！！…っわ！！｣
黒尾｢え、まじ、うぉっ｣
私を追いかけてきた先輩たちがターキーにぶつかる。
２,３人いたので、ターキーは為す術もなく彼女たちに押し倒されていた。
『無様ですねぇ皆さん。じゃあばいばーい』
プリン頭のパリピ系男子の上から素早く退き、食堂のある1階へと全力で走った。
｢｢あんの、クソガキィ！！！！！｣｣
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nonn - オチは、木兎さんだと思っていたので以外でした。木兎さんバージョンのオチも見たいと思いました。とても面白かったです。 (2022年2月9日 12時) (
レス) @page33 id: cfc7f8846a (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - 奏音さん» 夜久さんのメイド服は世界を救います(真顔)面白いと言って貰えて嬉しいです！これからも恐らくダラダラと長く続く予定なので、付き合っていただけたらと思います！ (2020年5月15日 9時) (レス) id: 0de810db1e (このIDを非表示/違反報告)
奏音 - 私まだ1しか読んでないのですが、もう、面白い以外の言葉が見つかりません！wなんか堤ちゃんの性格が面白くて好きですwwwあと、流石にやっくんのﾒｲﾄﾞ服はヤバいです…！ｸﾞﾍﾍﾍ←(((ｷﾓ これからも頑張ってください！応援してまーす！！ (2020年5月8日 23時) (レス) id: ea3d173ac1 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - 土の影さん» 土の影様が読んでくださっていたことに感激です！これからも面白いと思ってもらえる作品目指して頑張ります。コメントありがとうございます！！ (2020年4月9日 11時) (レス) id: 0de810db1e (このIDを非表示/違反報告)
土の影(プロフ) - 続編出てる中こちらへのコメント失礼します！読んでいて楽しすぎて、すぐコメントしなくては…！と思いまして。本当に面白いです、これからも応援してます！更新頑張ってください！(^^) (2020年4月9日 10時) (レス) id: 71404c1896 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりも | 作成日時：2020年3月21日 23時
