◇*22*◇ ページ22
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タオルを頭に巻いた潤がズカズカと教室に入ってきた。
横目でチラリと見てみれば、くっきりした眉がピクピク動いてる。
何であんたがいるのよって文句を垂れながらも
少し後ろめたくてキャプテン借りてごめんなさい、心の中で呟いた。
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「キャプテンいないとさ色々大変なんだけど?」
「いや、ちょっとぐらいいいじゃん。 副キャプテンのお前もいるんだし」
「いや、キャプテンがいた方がいいんだから。 だから! ここは俺に変わって」
「は? お前、何言って……」
「'A'。 それでいいよな?」
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ギロリとそんな大きい目で睨みつけられたら、うんって頷くことしかできない。
「ってことだから」潤がツンツン尖った声で言う。
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「じゃあ……Aちゃん、またね」
「あ、うん! 翔くんありがとう!」
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バイバイって手を振った翔くんに私も手を振り返す。
翔くんの姿が見えなくなるまで手を振り続けた。
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「……お前がAちゃんってガラかよ」
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手を降ろした瞬間、潤の低い声が飛ぶ。
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「いきなり何」
「翔くん、なんて……身震いするわ」
「あんたには関係ないでしょ……」
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潤の言葉や声がいつになく冷たくて、少しひんやりとした汗をかく。
私を見つめる冷たい瞳が、心を突き刺してくる。
私はそれから逃げるように、机に散らばってるプリントに手をかけた。
そしたら
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「……潤?」
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潤の熱い手が私のプリントを持つ手に重なる。
ただ重なってるんじゃない、
指同士が絡まる。
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ドクンと波打つ鼓動に、
一瞬ピタッと時間が止まった気がした。
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紗乃(プロフ) - 可愛い潤くんが見れてよかったです♪最後の所が、私はとても好きで、主人公ちゃんらしいなぁ…と。(笑)流花さんの文章も、流花さんが書く嵐の皆さんも大好きです☆これからも応援してます!!あの天使潤くんが31歳だなんて信じられないです。口が空いまま閉まりません(笑) (2014年9月2日 21時) (
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