◇*14*◇ ページ14
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廊下に出ると、櫻井くんが爽やかな笑顔を作って待っていた。
それに比べて私はぎこちない笑顔。
頬が引きつりそう。
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「えっと……櫻井くん…だよね」
「あ、うん! 名前……知っててくれたんだ」
「だって、いっつもテストの張り紙の1番上にいるでしょ……?」
「……まぁ、うん」
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うわぁ、キラキラしてる。
うわぁ、透明感半端ない。
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まるでアイドルみたいな雰囲気を持ってる櫻井くんを前にして、私はまるでミーハー。
心の中で、すげぇーって何度も呟いた。
頭だけじゃなくて顔もいいんだな、この人。
女の子が憧れるようなくりんとした大きな目は人を引きつけて離さない。
だから余計に不思議でたまらなかった。
この人が私なんかに何の用だろ……
怪訝そうな顔をする私に、櫻井くんは「あっ」と小さな声を上げた。
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「あの、さ……。 あっ、やっぱ別の所で話したい。 ここじゃ、ちょっとまずいかな」
「え?」
「あんまり人がいるとこで話したくないんだ」
「そっか。 あ、でもチャイム鳴るんじゃ……」
「すぐ済む話だから大丈夫! 近い所でしようか。 あ、体育館裏とか」
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体育館裏って……
漫画だったら呼び出されて完全にいじめられる場所じゃん!!
いやいやいやいやいや、いやーーーーーーっ
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「相葉さん?」
「はっ……」
「どうしたの? ボーッとしてるけど」
「いや、ちょっと……」
「そう? じゃあ……行こっか」
「うん……」
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断るいい理由なんてどこを探しても見つからなくて、仕方ないから櫻井くんの背中に引っ付く。
そしたら
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「あ……」
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足を1歩前に出したとき、視界にチラリと入ったのは額にかいた汗をタオルで拭っている潤。
一瞬お互いの目が合って、だけどすぐに離れた。
でもぷいっとわざとらしくそらしたのは
私じゃない。
私じゃない、潤の方。
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「なんで……」
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思わず声に出して呟いた。
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紗乃(プロフ) - 可愛い潤くんが見れてよかったです♪最後の所が、私はとても好きで、主人公ちゃんらしいなぁ…と。(笑)流花さんの文章も、流花さんが書く嵐の皆さんも大好きです☆これからも応援してます!!あの天使潤くんが31歳だなんて信じられないです。口が空いまま閉まりません(笑) (2014年9月2日 21時) (
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