◇*13*◇ ページ13
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「Aおはよー……って、くっら!!」
「あ、ナツミ。 ……おはよ」
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朝からグッタリ机に突っ伏す私を見て、「どうしたのよ」とため息交じりにナツミが言う。
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「昨日の空元気はどこに行ったの」
「んー、空を突き抜けた……ん? 空の上って何があんだろ」
「何があったの、あんた」
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昨日は潤の一言が、ずっと頭にこびりついてるみたいに離れなくて、また夜も眠れなかった。
今日は欠伸に加えてため息だって漏れる。
そう、私を寝不足に陥れた張本人はまだ学校に来てなくて、私はその空席を定まらない焦点で見つめてた。
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「Aー」
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頭上から鼻にかかった高い声が降り注ぐ。
顔を上げると今日もツインテールのはね具合がいい感じのえりりんが腕組みをしながら立っていた。
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「……えりりん。 どうしたの」
「うん。……何かね、隣のクラスの櫻井くんがAに用があるって……」
「櫻井くんって……」
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その名前に聞き覚えがある気がしてゆっくり廊下に視線を渡したら
遠慮がちにこちらに手を振る男子がいた。
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「あの、さ……櫻井くんってもしかして……」
「そう! あの毎回テストで1位とっちゃうイケメン優等生……」
「はぁ!? な、何でそんな人が私なんかを呼び出すの!?」
「知らないわよ、そんなの……」
「わ、私なんかしたのかな!?」
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あっ、もしかしてあの元彼、ガリ勉野郎の友達で私に文句を言いにきたとか!?
いやいや、フラれたの私だし!
完全に頭が混乱して、勝手に一人でパニックになる私に「1回行ってみれば?」ってナツミが背中を押す。
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だよね……迷っててもしょうがない。
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行ってくるって言う代わりにナツミとえりりんにコクンと頷いて、ゆっくりと櫻井くんが待つ廊下に向かった。
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紗乃(プロフ) - 可愛い潤くんが見れてよかったです♪最後の所が、私はとても好きで、主人公ちゃんらしいなぁ…と。(笑)流花さんの文章も、流花さんが書く嵐の皆さんも大好きです☆これからも応援してます!!あの天使潤くんが31歳だなんて信じられないです。口が空いまま閉まりません(笑) (2014年9月2日 21時) (
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