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私たちが仲良くなるのにそんなに時間はかからなかった


あれから銘田君は毎日私とお昼休みを過ごしてくれるようになり、暇さえあれば私のところに来てくれるようになった


高校生活で初めての友達だった

「ねー!そろそろここ暑くない!?夏だよ!?」


日差しが強くなりはじめ2人とも流石にここでずっとお昼を過ごすのはきつくなってきていた


『うーん、そうだねぇ、じゃあめい君いい場所探してきて!』


お互い敬語じゃなくなり呼び方もかなり親しくなっていた


「まかせて!明日までに見つけるから!!!」


まるでわんちゃんみたいなめいくんがとても可愛くて周りからもめいくんは私の飼い犬とか噂されているようだった


でも1人でいた頃に比べれば毎日がとても楽しい

たとえどんな噂をされてようとめいくんと毎日過ごせればいいなとこの時は思っていたのだ


「ねぇねぇ!もうすぐ夏休みじゃん!どっか行こうよ!」


『え!行きたい!夏祭りとか!!あとどこ?私友達いなかったから沢山遊びたい!』


「友達いなかったの!?かわいそすぎ!!!俺が沢山遊んであげる!!!」


本当に唯一無二の親友みたいな関係でお互いがお互いのことを友達として大好きだった

高校一年生の夏は本当に楽しかった



夏休みに入ってからは一緒に宿題をしたり遊びに行ったり、夏休みの大半を2人ですごした


『めいくん!楽しいね!これからもずっと一緒に遊ぼうね!』



そう言うとめいくんは輝くような笑顔を私に向けてくれた


「もちろん!Aは俺がいないとダメだもんな!ずっと一緒だよ!」

過去編(めいちゃんside)→←過去編1



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作者名:とめち | 作成日時:2023年7月15日 11時

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