入院 ページ7
「今起きたばっかりですのでなるべく静かにお願いします!」
「あ、すみません…」
大声で入ってきためいは看護師さんに少し叱られていた
『なんでめいが…?』
「え!?だって昨日俺の家で倒れたんだよ!?あ!はい荷物!」
あ、そうだったのか、申し訳ないことしたな…
とりあえず荷物を受け取りスマホを確認した
『は…?』
上司からの連絡を見ると私に対しての謝罪のメールと退職の時の書類データが送られてきていた
隣でにこにこしているめい…
『ねぇ、なんかしたの…?』
「ん〜?昨日電話の話とか聞いててさ、その会社Aのことこき使ってたように感じたからさ!俺その会社とまぁ少し関わりあって!まぁ簡単に言うと脅した!」
『はい…?』
ありえない、にこにこしているがやっていることはかなりやばい
『ありえない、私1人で暮らしてるんですけど…私の生活のことなんも考えてないじゃん…』
怒ってそう言うとめいはなぜかもっと笑顔になった
「考えてねーわけないじゃん!俺が責任もつの!ここの病室も他の奴ら来ないよう一人部屋にしたし!」
たしかに言われてみれば無駄に広い病室にベットが1つしかない
「退院してもさ?俺んとこ来ればいいじゃん?」
『そんな急に…』
4年間も連絡とってなかったのに…
幼馴染でもなんでもない、高校のただの同級生なのに…
「急じゃないよ。高校の時言ったじゃん、大人になったら一緒になろうって」
めいは私の手を握った
「だからさ、迎えに来るの遅くなったけど俺と一緒に暮らそ?」
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作者名:とめち | 作成日時:2023年7月15日 11時