限界 ページ6
目が覚めたら見慣れない部屋にいた
自分の腕に繋がれた点滴を見て病院なんだと理解する
『時間…』
時間や連絡を確認しなくてはとスマホを探すが荷物らしきものが見当たらない
昨日の夜めいの家に行ったとこまでは覚えてる
なぜ病院にいるのだろう
思い出そうと考え込んでいると看護師さんが入ってきた
「おはようございます〜。体調どうですかね?」
『あ、おはようございます…?えっと特にどこも悪くないはずです…』
そう、私自身体調不良とは無縁の生活を送っていた
風邪も全くひかないしインフルなども全くかからなかった
「え!?どこも悪くないはずないじゃないですか!もういつ入院してもおかしくないぐらいの数値ばっかだったんですよ!?」
看護師さんにそう驚きながら言われ言われた私の方が驚いてしまった
「ストレス性胃腸炎ですよ?体が限界だったに決まってるじゃないですか!しっかり休んでくださいね?」
可愛い看護師さんにこうも心配されるとすこし嬉しくなってしまう自分がいる
『えっと、胃腸炎…?』
「詳しい話はあとで担当医の方からしますね!あ、私担当の宮内と言います!よろしくお願いします!」
宮内さん、とっても可愛くていい人すぎる…
とにかく連絡とか確認したいな、
『あの、私の荷物とかってどっかにありますか…?』
「あ!あとでお連れ様が持ってきてくれるらしいです!多分もうすぐ到着されますよ!」
お連れ様…?
「A!?!?起きた!?生きてる!??」
勢いよく病室の扉が開かれ汗だくのめいが入ってきた
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作者名:とめち | 作成日時:2023年7月15日 11時