向日葵のような君へ【meychan】 (ページ5)

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彼が眩しかった

キラキラしている彼が、髪色だけじゃない、夢を叶えた人の眩しさ

『そ、そっか！昔から頑張ってたもんね。めいは凄いね…！』

自分が恥ずかしい

その辺の短大を卒業して適当に就職して働いている自分が、一日を生きることで精一杯な私が恥ずかしい

こんな場所、一刻も早く逃げ出したかった

「あの、さ、俺…」

めいが何かを言いかけた時電話がなった

私の電話だった

直ぐに確認すると会社からの連絡だった

『ごめん、ちょっとまってて』

そう言って部屋出る

『はい。鈴谷です。』

急いで出ると電話越しに怒号が飛んできた

要約すると先輩がある仕事を忘れていたが責任を取りたくないがために私に押し付け、私が仕事をやっていないということになっているらしい

胃がキリキリと痛む

目の前が霞んでくる

ずっと謝りながら自分の声しか聞こえなくなってくる

だめだ、足に力がはいんな、い…

遠くでめいと怒っている上司の声が聞こえる

ああ、めいそんなやつと話しちゃ、だめだよ…
仕事、しなきゃ…

そう思い体を起こそうとした所で私の意識は途切れた