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思い出の中のめいはいつも笑顔で元気いっぱいで、泣くことなんてなくて…
そんなめいがこんな悲しそうな顔をして泣いている
私のせいで
心が押しつぶされそうになりながら私はこの状況をなんとかしないとと思い彼の持っているタオルを取って彼の涙を拭った
『ずっと玄関にいてもあれだからさ、』
部屋におじゃますると一人暮らしの男性とは思えないほど綺麗だった
とりあえず向き合うように机に座り彼の入れてくれたコーヒーを飲んだ
数分沈黙が続き気まずい空気が流れていた
「……A、今どこで何やってるの」
きっと1番聞きたいことはそれじゃないだろう
これは彼なりの気遣いなのかもしれない
『…普通に東京で社会人してる。めいは…?』
「俺は…」
彼もきっとどこかの企業で働いているのだろうと思っていた
「…歌い手活動してる」
え、?聞き間違い…?
彼が高校生の頃から憧れていたことは知っていた
1番側で見ていたから
しかし、学生の夢であってずっと続けて本当に職業にするなんて思っていなかった
彼は夢を叶えたのだ
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作者名:とめち | 作成日時:2023年7月15日 11時