向日葵のような君へ【meychan】 (ページ16)

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過去編2(めいちゃんside) ページ16

Aの親に会ったあたりからAの様子がおかしくなった

いつも通りに見えるが時々違和感を感じる

無理してる感じ

本人に無理してるか聞いてみても何も無いという

おかしい

同棲の話も親に話したらまだ早いと言われたと断られてしまった

め「今は同棲はまだ出来ないけどさ、絶対にしようね。」

そう言うとAは一瞬悲しそうな顔をしたが、直ぐにいつも通り「うん！」と言ってくれた

お互いに受験を終えた冬、いつも通り手をつなぎながら一緒に帰っていた

め「そういやここで俺告白したよな〜」

ふと思い出した

『そうだね〜、あの時めい、めっちゃ真っ赤だったよ〜』

め「はぁ！？Aだって真っ赤だったじゃん！」

こういう共通の思い出が凄く好きだ

め「これから先もさ、ずっと一緒にいようね。いつかビックで最強な男になるからさ、待っててよ」

少し照れくさいことを言ってしまったなとAの方を見ると悲しそうな、困ったような顔をしているように感じた

め「A…？」

『んー？かっこいいこと言うなぁって！』

気のせいだったのかいつも通りコロコロ笑うAの顔を見て俺は安心しきっていたのだ

まさか卒業後にAとの連絡が一切つかなくなるなんて

家に行ってもAとはもう縁を切ったと言われるだけ

進学先の短大に見に行っても人が多くて見つけられない

どうして…？
俺とずっと一緒にいるって言ったじゃん…

そうして4年がたった今、ようやくAと再会できた