【東京喰種】喰種捜査官の日常【合作】 (ページ11)

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メンバーの事【朱烙翡翠】ページ11

仕事も片付き、ベンチでボーッとしていた時、不意に後ろから声を掛けられた。

？「あれ、翡翠ちゃん？」

翡翠「…？、あぁ琲世さん。
こんにちは、いい天気ですね～。」

ニコリと笑うと、琲世さんも笑った。
そこから他愛もない世間話をしていると、琲世さんは思い出したように言った。

琲世「そう言えば、翡翠ちゃん。
翡翠ちゃんが見てて面白いなって思う人とかっていないの？」

翡翠「んー……メンバーの人達かな。
彩季ちゃんはハイルさんと一緒にいる時で、雛ちゃんは今朝自転車置き場を大破させてた時が面白かったよ～！
で、千流愛ちゃんはやっぱり戦闘の時にするあの表情が一番！」

戦闘をしてる時の彩季ちゃんと雛ちゃんは見ていて飽きないよ？
メンバーの人達は私が戦わないのは承知済みなのに、何で他の人は煩く言うのかなぁ。
※(メンバー達は諦めてるだけ)

翡翠「私は攻撃専門じゃないし、別に戦ってなくても良いのに。」

琲世「でも、戦わないと駄目でしょ？
じゃないと、誰かが死ぬ事だって……」

翡翠「仲が良いからって雛ちゃんの髪を勝手に染めた不審者もどきの説教をくらわされるのか～。
あっはははは！」

琲世「！？ど、どこでそれを…」

翡翠「何処に面白い出来事が落ちてるか分からないからね。
基本的な情報は持ってるんだよ～。」

重要そうな情報も持ってるけど、そういうのは基本的には誰にも話してない。
だって、必死に探す人達を見るのが凄く面白くてねぇ。
なかなか止められないんだな～これが。
ま、こんな事言ったら絶対怒られるだろうから言わないけど。
というか、雛ちゃんもよく髪染めた件について何も言わないなぁ…。

ハッ……！

もしかして雛ちゃんも私と一緒で面白ければ良いっていう考えを持っているのかな！？←

翡翠「世の中、面白ければどうとでもなるんだよね～♪
ね、アゲハ。」

私は横に置いてあるアタッシュケースに優しく触れて、笑いかけた。