一振りだけの刀剣男士

むかしの事は ページ5

此与一視点

部屋を出てから
一緒にいた皆んなの名前、
いろんな事を教えて貰った

燃える前僕がどんな奴だったか
皆んなとどんな関係だったか

性格的には
今とは全然違うらしい
昔はもっと男前だったらしい
って、遠回しに男前じゃないって言われてる

皆んなとは
長谷部、薬研、鶴、そしてまだ会ってはいないけど宗三、不動という刀は信長という奴の所で

大倶利伽羅、光忠、貞宗は伊達政宗の所で
あっていたらしい

そして唯一覚えていた鶴は
僕と一番仲が良かったんだ
それは覚えていたんだけどね

それから
風呂や、畑、馬小屋、厠、厨、手入れ部屋、と様々な部屋を教えて貰った

内番というものがあって
僕達が馬の世話や畑仕事をする、と
刀が畑仕事や馬の世話って可笑しな話だよね
面白そうだけど

最後に
まだ部屋があるらしくて
これから行くんだ


此与一「これから行く所は何てところ？」

鶴丸「これから、行く所は大広間だ
着いたら少し外で待っていてくれ」


僕はうん、と一つ返事をして
鶴に着いていく

今いるのは鶴だけで
他の長谷部や光忠は用事があると
途中で何処かへ行ってしまった

そういえば、僕は伊達部屋で寝るらしい
鶴と光忠、貞宗、大倶利伽羅が同じ部屋だ
嬉しい
記憶が無いけど昔一緒にいたっていう
刀達と一緒というのはとても嬉しい

鶴丸「ついたぞ、じゃあ呼んだら入ってきてくれ」

此与一「分かった」

鶴は、後ろの襖から入っていく

この中で一体何があるんだろう
結構ガヤガヤしてるけど
宴でもしてるのかな

燈夜「おーい！入ってきてくれ！」

おっ主に呼ばれた！
僕は襖を開けて入る





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まだいつものより
マシかな？

その頃の主→←空気になりつつ

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