一振りだけの刀剣男士 (ページ23)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:1,378 hit

ブラック本丸編ページ23

【本丸～転送装置前～】no視点

燈夜「お前ら準備はできたな？」

戦着に着替えた
第一部隊を前に
ジャージで身を包んだ燈夜は言う

刀剣達が威勢よく返事をすると
燈夜は転送装置の電源を入れ
刀剣達に向き直る

燈夜「計画の確認をする
まず、長谷部、堀川がブラック審神者が向かわせるであろう刀剣の相手」

長谷部「はい、主に仇なす敵は同じ付喪神であれど斬ります」

堀川「任せて」

長谷部が燈夜に跪き
引き締まった顔を向け
堀川は笑顔で答える
燈夜は一つ頷き

燈夜「次に今剣、薬研が此与一の捜索だ」

今剣「はい！まかせてください！」

薬研「見つけ次第大将に報告すりゃぁいいんだよな」

燈夜は短く返事をすると
残りの二振りに顔を向け
真剣な顔でいう

燈夜「平野、鶴丸は
俺と一緒に審神者の殺害だ」

平野「主君の命とあれば」

鶴丸「あぁ、分かってる」

【ブラック本丸～庭～】燈夜視点

霊力の汚ぇ所だな...
こんな所に居たら
堕ちるかもしれない...急ぐか

燈夜「じゃあ今剣、薬研行ってきてくれ、気おつけろよ？」

今剣「はい...！」

薬研「大将もな...！」

余計なお世話だっての
そもそも俺がブラック本丸審神者に負けるわけねぇしな

長谷部「...！主、3振り近づいてきております」

燈夜「もう、お出ましか
気づかれるのがこんなに早いとは......まぁいい、二振り共行ってきてくれ」

長谷部「お任せ下さい...！」

堀川「暗殺できる距離だよね」

燈夜「破壊はするな、戦闘不能にするだけでいい」

堀川が殺る気だったから
一応言っといた
堀川は少し考えてから頷き
長谷部と倒しに行った

あとは俺達で審神者を殺るだけだ

燈夜「二振り共行くぞ」

鶴丸「あぁ...！」

平野「主君は僕がお守りします！」

平野はかっこいいなぁ...
と、そんな事はいい
平野の頭を人撫でしてから
汚ぇ霊力の溢れ出る
部屋へと向かった
きっとそこに審神者が居るはずだ